デスティネーションホテルについての脳内会議 群馬県前橋市・白井屋ホテル
特定のホテルに宿泊すること自体が旅の目的になる=デスティネーションホテル。
どっぷりホテル業にいる私、難しいよねと思うのが
全てのゲストに満足いただく
非日常を演出する
デスティネーションホテルになる
この3つです。現職ホテルの場合
全てのゲストに満足いただく
→個性強めホテルなので、全ゲストではなく価値観を分かち合えるゲストの皆さまに来ていただき、満足してもらえることを追求
非日常を演出する
→日常に寄り添う、最高の日常、が方向性
デスティネーションホテルになる
→ここがチャレンジ
そして今回、群馬県前橋市の白井屋ホテルに宿泊したことで「デスティネーションホテルになるために」をお題とした思考が溢れ出している状態でして🤣それを整理する、が本日のお題ですw
井上家と白井屋ホテル
旦那もホテル関係の仕事をしており、このホテル気になるね、は日々のトピック。その中で以前より気になるホテルズに上がっていたのが白井屋ホテルです。今年7月末にランチでおじゃまんぼう、そのステキさに感激しすぐ宿泊予約w
創業300年の老舗旅館をリノベーションしたアートホテル。真のデスティネーションホテルだなあと今回の宿泊を通して確信しました👀
【前回のランチ訪問noteはこちら】
非都会・非観光地にこそデスティネーションホテル
旅の観点から見て、日本だと北海道、東京、大阪、京都、福岡、沖縄あたりは、その土地自体がブランドとして確立してしており、そこに来る人に更なるワンダフル体験を提供するのがホテルの主な役割といえそうです。
一方で、それ以外の大多数エリアは都会でもなく観光地でもない。なので何もしなければ誰も来ないのは当然。色んな人に来てほしい!知ってほしい!となった場合、デスティネーションホテルの出番です。
更にもう一歩。行く価値ありと思ってもらえるような絶景や体験コンテンツがないところにこそデスティネーションホテル!と考えています。
白井屋ホテルと前橋。デスティネーションホテルになるためのヒントがたくさん
赤城山など見どころはありつつ、これ!というパワフルな観光コンテンツはない、が私個人の正直な感想です。そこに白井屋ホテル。JR前橋駅から徒歩10分の距離にひっそり佇んでいて、独特な世界観が「本当に特別」な空間を作り出しています。
「本当に特別な空間」を写真とともに分解すると項目が5つあり
デスティネーションホテルを通して街の魅力に触れる
白井屋ホテルに宿泊したことで、前橋の街を散策&あちこちに魅力を発見することができました。
デスティネーションホテル、キーワード
遠くからでも、そのホテルのために。
遠くからでも、その空間を楽しむために。
ホテル全体を包む世界観を構成する
建物構造、デザイン、表現者としてのスタッフ
その世界観を体感してもらうために
ストーリーを伝える仕掛け
例えば客室のペンのような細部へのこだわり
その土地ならでは、をどんどん登場させる
このあたりが重要ワードになりそうです👀
デスティネーションホテルになるためには年月が必要ですし、バズるとか一時的なものとは完全に別世界。ホテルを通してその土地を知る・楽しむ。すごくいいなあと思います☺️💕
脳内会議の結論。
次のデスティネーションホテル予約しようw