見出し画像

失われて悲しいのであれば、それは失われる前から価値のあるものだった。


現在、東海テレビが放送しているドラマ、「おい、ハンサム!」

暮らし、仕事、恋愛、日常生活の痛いところをおもしろおかしくついてくる。
それに、ドラマだからこそリアルだ。
架空の話ではなく、自分の身近でも起こりうるストーリー。
原作と同様に、つい見入ってしまった。

前回の放送の内容が、今の私にはぐさりときたので記録。

主人公一家が暮らす町に昔からある、家族で営む中華店が閉店することになった際のセリフ。

どんなに身近な店でも、いつでも行けると思わないこと。
どんなに大切な人でも、いつでも会えると思わないこと。

結局、積極的に関わろうとすることでしか、その関係は守れないんだ。
もし、失われて辛く悲しいのであれば、それは失われる前からもっと価値のあったものだったんだ。

たまに行って、「あーいい店だ」と思う店は自分たちが訪れない間もずっと開いていた。
久しぶりに会って「良かった」と思う人は、別れて生きていた間も自分たちのことを忘れていなかった。

だから、遠慮するな。
あれこれ考えるな。
電話しろ。手紙を書け。会いに行け。
あとで後悔しないように。

「おい、ハンサム」7話より

これ、分かっているつもりでも実行にうつすことが中々難しい。
あの人、元気かなぁ。何してるかなぁ。
あのお店最近行ってないなぁ。学生の頃はよく行ってたのになぁ。
頭に思い浮かべても、思い浮かべるだけで終わっちゃう。

積極的に関わることでしかその関係は守れない。

本当にその通りだ。

どうせ変わらずしてるでしょ、また今度連絡すればいっかーっていう友達。
またすぐに会えるでしょーって友達。
私なんかが連絡してもいいのかなぁっていう友達。

色んな距離感の友達・知人・親族がいるけど、その時その瞬間その人のことを思ったなら、
「今あなたのこと思い浮かべたんだよ、元気にしてる?」
こんな言葉をかけられる勇気をもった人間になりたいと思うのでした。

新たな関係を築いていくも大切だけど、これまでの関係も大切に。

コロナ禍で良くも悪くも気軽に会う機会が限られる現在。
だからこそ、一本の電話がLINEが価値を増す。

そんなことを考えさせられた今回のお話でした。

(Tver、FODで見逃し配信もしているので気になる方はぜひ!)






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?