浦和「RESTAURANT SALT」
11月30日はわたしたち夫婦の結婚記念日「その2」だ。
ちなみに「その1」は届けを役所に出した日で、元日である。絶対に忘れない日にしようということで選んだ日付だけれど、今のところ11月30日のことも忘れていないので、実はいつでもよかった説もある。
去年は何をしていたんだっけと写真フォルダをさかのぼったら、何年ぶりかのディズニーランドで楽しく遊んでいた。
その前の週末には結婚式を挙げた八芳園で、当日ゲストにふるまったのとまったく同じ内容のフルコースを食べていた。
八芳園には結婚式当日の料理を再現してくれるウエディングメニューというサービスがある。2年ぶりに食べてみて、最高においしいねと盛り上がったのが1年前。
今年も八芳園に行くつもりだったが、あいにく予約が取れなかったので夫が近場のレストランをアレンジしてくれた。
埼玉県庁近くの「レストランソルト」というお店のランチコースを食べてきた。
店内には大きめに音楽がかかっていて、これはシェフのセレクトだそう。
わたしたちの席がスピーカーの真下だったからか、料理の説明がところどころ聞こえにくかったのが少しだけ残念。だけど世界観は抜群。
ナプキンが挿し込まれたレコードの盤面にはレストランの情報が書かれてある。
「最初のお料理のお皿になります」と言われてわくわく。
私はレコードを扱ったことがない。盤面に落とす針先にはダイヤモンドが使われている(?)らしく、それをイメージしていますと説明あり。
針を落とすことでこれから音楽(料理の提供)が始まりますよという演出は、こちらがストレスなく楽しめる塩梅の設定でいいなと思った。
食材は地元埼玉の生産者から仕入れているとのことで、説明のときに産地も教えてくれる。
写真ないけどカンパーニュはcimaiというお店のものだとのことで、パン屋も訪ねてみたいな。
白い身の部分はほんのり甘く、緑の葉部分は苦味があっておいしかった。熱々だった。
スープが好きすぎていつも「もっとちょうだい」って気分になりがち。
深谷ねぎの炭火焼。鴨の油を使っており、中はとろっとろ。これまた無限に食べたい味だった…。ねぎもまた好物。
これ!これものすごいおいしかった。
鰻の白焼きに卵のムースがかかってる。その下にはお米と山葵。これ鰻屋にあったら頼みたい。
さわらは鹿児島県産と言ってた気がする。付け合わせは西洋菜花。ソースとまぶされた柚子が爽やかな風味ですばらしい。
デフォルトは鴨だったけど1500円プラスすると牛にできる。武州和牛A5ランクはやわらかく、しかもボリューミーだった。満足。というか埼玉に和牛のイメージなかったから新鮮だった。
つけあわせも神がかっている。大好物の舞茸と、今年初めて口にする銀杏。あとインカのめざめのマッシュポテト。
最後までおいしいは続く。
栗と栗餡、まるでモンブラン。洋梨のジェラートもさっぱり。フレンチトースト、普段は好まないけどこれはおいしかった。
食後の紅茶はアールグレイ。フィナンシェはサクサク、りんごのクリームがサンドされたクッキーも好きだった。
帰り際、初めてですよね?近所にお住まいですか?と声を掛けられる。たしかに駅からやや遠いし、常連になるのは近所に住んでる人なのかもしれない。
2ヶ月おきにメニューが変わるみたい。クリスマスや年末は特別なコースが出るみたい。
また特別なときに行きたいな。
このラインナップでランチコース6000円は安いと思うので、浦和にご用の方にはおすすめです。
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