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高齢者が犬を飼うメリットについて

こんにちは。認知症で要介護2の母を自宅で介護しているケアマネージャーの“清見”です。
このたび、わが家に新しい家族を迎えました。
ロングコートチワワのアルルちゃん♀です。

認知症の母にチワワ犬の効果

自宅で母の面倒を見ながら、仕事に家事に、とても忙しいこの時期になぜ??と疑問に思われる方もおられることでしょう。

しかし、こんな時だからこそ、わが家には犬が必要だったのです。


 犬には高齢者にとって癒しの効果があります。 

動物には癒しの効果があるといわれます。とくに犬は、太古から人間と生活を共にしてきました。認知症の高齢者にとって、動物や子供と接することはよい刺激になり、脳の活性化や健康維持に役立つのです。


 介護している家族の関係性も良くなる。

犬が癒しの効果を発揮するのは、認知症の高齢者に対してだけではありません。介護する側の家族にとっても安らぎや癒しの効果を与えるのです。

家に認知症の高齢者がいると毎日が大変。
何回も同じことを聞いてくるし、会話の内容もちぐはぐで、ついイライラしたりストレスを溜めこみがちに。

そんなとき、犬はよき中和剤となって家族の仲も取りもってくれるでしょう。

犬を飼うなら保護犬支援で里親になることがお勧め

保護犬カフェをご存じですか?

人間の都合で飼えなくなった犬猫の殺処分はなくならず、年間8000頭近い犬が殺処分されているのが現状です。

そんな行き場を失った犬猫を引き取り保護して、新しい飼い主に託す橋渡しをするのが、保護犬カフェの役割です。

コロナ渦で飼われて、コロナ渦で捨てられるペットたち

コロナ渦で外出が制限されて休日も外出できなくなる、いわゆる”おうち時間”が増えると、ペットを買う人が急増。

とくに愛らしくて買いやすいトイプードルやチワワ、ミニチュアダックスフンドなどの室内犬の小型犬は、ペットショップでも値段が高騰しました。

しかしコロナ禍がある程度おさまると、飼えなくなったペットたちや、仔犬を産ませるために使われて役目をおえた“繁殖引退犬”。彼らが大量に行き場を失くし、保護が必要とされることになったのです。

犬を飼いたい里親と、お家へのお迎えを待つ保護犬たち

こういった様々な事情で保護された犬と、犬を必要とする家族が出会う場所が保護犬カフェ☕️です。

保護犬の中には、すでに病気をもっていたり、警戒心が強く、ひとに懐くのに時間のかかる仔もいます。

しかし、どの犬も愛情を求めており、犬を飼いたい家族と、お互いにお互いを必要としていることはたしかです。

犬を飼ってみようと思ったら、まずは保護犬カフェに足を運んでみてはいかがでしょうか?

まとめ

•  高齢者が犬などのペットを飼うと癒しの効果があり、脳の活性化につながる。
また、介護する側の家族にとってもストレスの経験や家族間の潤滑油になってくれる。

• コロナ渦のなか、人間に身勝手に飼われて飼育放棄されるペットの数は増えている。
犬を飼ってみたいと思ったら、まず保護犬カフェなどを通じて、里親になってみてはいかがでしょう。


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