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お金を追い求めるこの世界への倦怠

私はどこにでもいる社会人です。
学生時代はそこそこの友達とそれなりに青春を謳歌し、周りと同じように就活して周りと同じような企業に就職し、周りと同じように結婚をして今に至ります。
ただ私は、社会人デビューした当初から現在までの8年間、ずっと言語化出来ないモヤモヤを抱えて働いていました。
最近ようやくモヤモヤの正体がわかったため、今回はこのモヤモヤについて語りたいと思います。

結論、タイトルに記載の通り、

お金を追い求めるこの世界への倦怠

です。

そんなことかよ!と思った方はまあ落ち着いてください。
そもそもなぜ学生時代は全く感じなかった違和感を感じるようになったのか、その差分は何なのかについて説明します。

学生時代はただ純粋に一緒に居たい人と時間を共にし、何の利害関係も損得勘定もなく、自分自身の気持ちにまっすぐ向き合っていたため、心が豊かな状態でした。

一方で社会人として会社に入ると、そのときたまたま一緒の箱に入った人と同期や同僚として一緒に過ごさないといけないのが世の常であります。
私自身は割と誰とでも仲良く出来るタイプなので、一定強制力を持ったつながりでも楽しめるため、人間関係自体にそんなに苦痛は感じませんでしたし、今までご縁があった人たちは皆良い人でとても楽しい社会人ライフを送ってきたつもりでした。

それでも発生するモヤモヤの正体は、会社組織特有の出世競争や業務負荷意識、目標達成度合いの意識などが原因でした。
皆一人一人は凄く良い人でも、組織に所属した瞬間に与えられた立場故の振る舞いや、目標を課されて切磋琢磨するが故の歪、出世競争による周りとの比較や蹴落としなどが発生してしまうのです。
そんな状況を目の当たりにし、自身も巻き込まれたりするたびに悲しい気持ちになると同時に、なぜこんなことが起こってしまうのだろうと考えてました。

ちなみにこのときの頭の中はだいたいスガシカオとアンパンマンマーチがループしてます。
余談ですがアンパンマンマーチはやなせたかしさんの戦争体験が影響しているそうです。日中戦争で弟を亡くしており、戦争の悲しい体験を踏まえ、弟への愛といのちの尊さを表現した歌詞と言われてます。
実際きちんと聴いてみるとめちゃくちゃ深い歌詞です。。。!

今まではなぜこんなことが起こるのか結局わからずに終わりますが、最近この本を読んで自分の中で解が生まれました。

それは、

「現代の豊かさの指標が貨幣を主軸にしているから」

ということです。
元々、貨幣は物々交換の代替として取り入れた仕組みのはずなのに、今はお金を稼ぐことが正しい姿であり、稼いだお金でいろんな物を所有することが豊かさの象徴であると思い込んで疑わない社会(組織)が個人の人としてあるべき姿本来の人との繋がりを失わせていると思います。

実際、私は服もユニクロでいいし寿司はスシローが好きだし、車も家もいらないと考えているため、正直そんなにお金だけを追い求めて疲弊するゲームには参加したくないのが本心です。
私の友人に激務高給取りで有名な超大手企業に勤めていますが、本人曰く「仕事は全く楽しくなく、毎日深夜まで働いて辛い」とのことでした。
でも同年代より圧倒的に年収が高いし結婚もして家も買ってローンもあるのでゲームから降りられない状態に見えます。(本当は何がしたいのかわかりませんが)
また、私が今いる急成長スタートアップもめちゃくちゃ資金調達していr、、、、、

一方で、資本主義のこの世の中で生きる上で”お金”は大事なのは間違いないです。
なので私は、なるべく資本主義に浸かりすぎないよう常に身軽な状態を維持し、自身が生きる上でのテーマである

「居たい人と居たい場所で居られる状態」

を常に作れるよう、アンテナを張って生き続けられるよう習慣付けてます。

最近一番苦労していることは、妻から言われた”そろそろマンション買いたい”という呪力を帯びた言葉への対処法です。
どなたか良い対処法があればシェアして頂けると幸いです。。。!

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