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7位 コンテンツ制作でのライターの役割を考える

映像コンテンツの制作は企画・撮影・編集が中心になりますが、ライターが分担できるのは主に企画に関わる作業になりそうです。ここではその具体的作業について考察したいと考えています。

8位では、まずコンテンツ制作の分業化・プロダクション化の具体的な事例として、漫画制作における「さいとうプロダクション」の分業制作体制を簡単に紹介しました。基本的に脚本家・編集者・作画チーム・監修者から構成されるこの体制を YouTuber の映像コンテンツ制作に置き換えると、企画・プロデュース・映像制作・監修の4つの役割になると思います。NOTEのクリエータが各種の文章執筆に手慣れていると仮定すると、このプロダクション・システムでその職能を生かして担える仕事は主に企画になるでしょう。
また、YouTuber はチャネル登録者数を増やすことを目的に魅力的な映像コンテンツをできるだけ多数制作する活動を行っていますが、そのための映像コンテンツ制作は負荷の大きい作業で、個人 YouTuber が活動を長く続けられない理由になっているとも説明しました。それ故、個人 YouTuber の映像コンテンツの制作は近い将来、分業化・プロダクション化に向かうのではないかと考察しました。

では、NOTEのクリエーターは具体的に個人 YouTuber の映像コンテンツ制作の何を手伝えるのか?という問いに答える必要があります。僕の現時点での答えは「まんまる。」が制作しているショートコントのようなショートムービーであれば外部のシナリオライターが活躍できる余地がありと考えます。

YouTube のショートムービーは比較的短く割り込み再生ができる映像なので、広告を貼り付けることができません。故に直接収益には結びつかないため、全く制作していない YouTuber もいます。ですが「まんまる。」はこの特性を逆手に取り、制作コストを抑えたショートムービーを優先的に制作して大量に配信し、チャンネルの認知度を向上させるヘビーローテーション戦略で、短期間のチャンネル登録者の獲得に成功しているように見えます。この戦略の弱点は8位で紹介した映像でも語られているように、ショートコントのシナリオが大量に必要になることです。文筆に優れたNOTEのクリエータであれば、映像に出てくるテロップも含めたショートコントのシナリオを量産することが可能なんではないか?と僕は想像しています。(つづく)



(つづく)

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