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光る君へ 感想文

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NHK大河ドラマ『光る君へ』の視聴後の感想を書いてます。 実は、記事のヘッダーは各回の放映時に切り取った画像を使ってるんですよね。 どのシーンを切り取ったか当ててみてください😛
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大河ドラマ『光る君へ』第31回「月の下で」

2024.08.22 読みづらく感じたので手を入れました。 第31回、じぃじに言わせればいろいろ示唆に富んだ回でした。 気になったのはこのシーン… おそらく源氏物語の書き始めだと想像できる、まひろに「言葉が降りてくる」感覚を表現するシーンです。ライトグリーン基調の背景の明るいシーンで、色とりどりの色紙(?)が舞う… このシーン、賛否両論あるとは思いますが、じぃじはちょっと面食らったかな?おそらく清少納言が枕草子を書き始めたことを表現する第21回のシーンが好評だったことから

大河ドラマ『光る君へ』第30回「つながる言の葉」

今作を「紫式部が『源氏物語』を執筆した過程を描いたドラマ」と理解すると今回から本編になるのでは?と思ってるじぃじです。これまでの物語、実は長い長いプロローグで、これから2クール分全20回のドラマが始まると考えるとしっくり来る…つまり「まだ間に合う」ってことかと。今年の夏は大相撲の夏場所と高校野球に加えて、パリオリンピックもあるので、8月は放送スケジュール的に振り回されるNHKならではのスケジュール感なんでしょうねぇ。 という訳でもないでしょうが… 第30回は、本編のプロロ

大河ドラマ『光る君へ』第29回「母として」

第29回は、定子(高畑充希)の没後に中関白家の栄華を伝える『枕草子』が世に出る逸話が中心的なエピソードでした。まずは、ききょうがまひろを訪ねるシーン… ききょうの「一矢報いる」とのセリフが象徴するように、今後の両者の対立を暗示するこのシーンは、残された回全体を通した今作のストーリの軸になるのでしょうねぇ。さらにききょうは伊周(三浦翔平)のところにも、持ち込みます。 伊周は自らの復権と中関白家の再興のための政治的な手段として『枕草子』を用いるようになりますが… もっともこ

大河ドラマ『光る君へ』第28回「一帝二后」

第28回は節目の回ってわかってたんですが、こういうことだったんだなぁ…と感慨に耽ってるじぃじです。悲劇的だから美しい…ってことなんかなぁ?と思いつつ、今回の一番のシーンはやはりこれ‼︎ なんか夏を感じさせますよねぇ? この定子(高畑充希)のちょっと首を傾げて筆をとる所作にじぃじは思いの外ドッキリしたりします。 定子と対するききょう(ファーストサマーウイカ)の受け方もなんか良い… 今作を通して、この清少納言の泣き出しそうな顔が多かったなぁ。 今作のこの二人のシーンはずー

大河ドラマ『光る君へ』第27回「宿縁の命」

第27回は久しぶりに昼メロ路線全開だなぁと思ってるじぃじです。 シーン繋ぎの印象的なカットもたくさんあってちょっと迷っちゃいました。 そもそも冒頭から勢いがあって… このシーンはなかなかセリフが付けられないですねぇ😛 でも第10回よりグレードが上がった感じがします。 桜のカットは季節以外の意味があったのかなぁ? で… いゃ、今回の吉高は演技してますよねぇ。 でも、まひろの気性だと… なんかトレンディードラマのような展開でしたが… さて、毎度恒例の視聴率の話。前回は彰

大河ドラマ『光る君へ』第26回「いけにえの姫」

第26回は、夫婦喧嘩がテーマだったんじゃないか?と思ってるじぃじです。冒頭のシーンはこちら… こちらの夫婦も… いゃ、しかし…毎度、倫子(黒木華)の表情には落差あり過ぎですよね? でも今回1番の見どころなのはこのシーン… さて、毎度恒例の視聴率の話。前回は宣孝(佐々木蔵之介)の怪演が不評だったのか、視聴率はなんと10.1%まで低下。 ついでにグラフも… どうしても振り切れない前作『どうする家康』の視聴率って感じですかねぇ? それからラストシーンもねぇ… ここで「

大河ドラマ『光る君へ』第25回「決意」

やはり前回で、周明(松下洸平)がサクッと退場でしたが… 第25回は、セリフのない表情だけで魅せる役者泣かせのシーンのオンパレードでしたが、じぃじが一番魅せられたのは宣孝(佐々木蔵之介)の5面相でした。 かつては一条天皇役の塩野瑛久のような純正2枚目スターだった佐々木蔵之介。最近はこういうゲスい役や汚い役でもしっかり印象を残すことが増えてるように思うのです。このゲスい感じを、為時役の岸谷五朗がやったら、たぶんコメディになっちゃうんだろうなぁ…と思いながら見てました。そのあたり

じぃじの『光る君へ』感想文の書き方

このところ、薔薇の件で視野がムッチャ狭くなってるじぃじです。 でも「これだけは今週中に書いておかなくちゃ!」と… 大河ドラマ『光る君へ』第24回の放映が終わって、ちょうど折り返し地点に来ました。今作はいろいろ掟破りのチャレンジャブルな作品で、当初はいろいろ言われてましたけども、人気は少しずつ尻上がり状態のようで、年末のエンディングが楽しみです。なので、このタイミングでちょっと書き残しておきたかったのです。 駄々ハマりしたキッカケは…実はじぃじ、年始の頃は今作にあまり関心が

大河ドラマ『光る君へ』第24回「忘れえぬ人」

第23回は、やはり周明(松下洸平)はサクッと退場でしたが。なので去って行くかもめ。 前回の衝撃的なエンディングからの続きで… 一方、土御門殿では… 結局、すべてを仕切っているのは詮子(吉田 羊)ってことなんでしょうかねぇ?その結果、道長(柄本佑)は本人の思いとは無関係にどんどん押し上げられていく… もうひとり、道長を巧みに操った感のあるのが斉信(金田 哲)かと? でも、そんな話を倫子(黒木華)にはしづらい道長は… で…前回のエンディング、っていうか冒頭のシーンの続

大河ドラマ『光る君へ』第23回「雪の舞うころ」

第23回は至るところで恋バナ炸裂の回でしたねぇ😛 まずはじぃじイチオシの倫子(黒木華)道長(柄本佑)の地味夫婦から… と、得意満面の倫子だったのですが… しかし、正直なところ「黒木華を随分もったいない使い方してるなぁ…」と思っているじぃじですが、これは8月以降の後半の物語のための伏線なんでしょうかねぇ?夜叉になった倫子は見たくないじぃじです。 一方、一条天皇(塩野瑛久)の定子(高畑充希)に対する思いの深さに困惑してしまう姉と弟は… 一方の吉田羊の方は安定の「姉弟の会話

大河ドラマ『光る君へ』第22回「越前の出会い」

今日は倫子(黒木華)が出て来なかったのでガッカリのじぃじです。 第22回から越前編が始まり今作開始以来ここまで、ええとこ無しの為時(岸谷五朗)が今度こそ活躍が期待できそうですが、冒頭から… …ということで乙丸の苦労は相変わらずの越前編のようです。 今回はディレクターの方針かシーンを繋ぐ印象的なカットが皆無で頑張って切り出せたカットは中国産の… …と言った品々だけでした。羊肉は旨そうだったけどねぇ。 一方、道長(柄本佑)が京都で何をしてるかというと… 明子のキャラと

大河ドラマ『光る君へ』第21回「旅立ち」

第21回は長徳の変で最も悲劇的な定子(高畑充希)の処遇にフォーカスが当たりました。清少納言(ファーストサマーウイカ)の献身とともに彼女の代表作である枕草子が執筆された由来が語られたのですが… まずは「春はあけぼの」 次は「夏は夜」 この蛍のシーンが美しい。さらに「秋は夕暮れ」 ようやく思いが定子に届いたようです。 このセリフのない長いシーンは印象的でした。しかし、今作の定子が関わるシーンはいずれも綺麗で、制作陣の力の入れ具合には圧倒されますねぇ。 一方、前回、倫子

大河ドラマ『光る君へ』第20回「望みの先に」

第20回は長徳の変、伊周(三浦翔平)と隆家(竜星涼)の没落の様をまざまざと見せつける回でしたね。花山院(本郷奏多)へ矢を打ち込んだ事件を発端に、道長(柄本佑)と詮子 (吉田羊)を呪詛した疑いも発覚して兄弟はどんどん追い詰められて行きました。映像の方もカットのほとんどにはお札が写ってまして…それを避けると使えるカットは3つだけ。ヘッダーはわらじを使いましたが、残る2つは… …です。残る2つの方が絵が綺麗なのですが…意表を突いたつもり😛 しかし、いつもどおりの演技の竜星涼に比べ

大河ドラマ『光る君へ』第19回「放たれた矢」

第19回は、伊周(三浦翔平)と隆家(竜星涼)の大失敗、長徳の変として知られる事件(の前半)でしたね。その間抜けぶりがコメディを思わせるのですけどこれも史実で、ドラマに登場する伊周と隆家もこれまでの回とはうって変わって落語のような演出でした。 ですが、じぃじの目に止まったのは… この惚けたふたりがじぃじは大好きです。惚けたと言えば道長(柄本佑)とまひろ(吉高由里子)の関係を疑うこちらのふたりも… このふたりの惚けた感じもじぃじは好きです。 さて、毎度恒例の視聴率の話。前回