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部屋のドアに圧切長谷部のポスターを貼っていたころ #やってみた

圧切長谷部のポスターの話をしよう。
なぜ今回の記事だけ「圧切長谷部」の表記になっているかというと、このポスターを売っている福岡市文化芸術振興財団が「圧切長谷部」の表記をしているからである。ゲームのへし切長谷部との区別もかねて、ポスターの話題においてはこの表記にする。

刀剣乱舞の影響で、私は福岡市立博物館に行って圧切長谷部を見てきた。コラボ展示を見るためである。展示を楽しんだのちに、博物館のミュージアムショップで買ったのがこのポスターである。
刀身を高解像度で撮影している。装飾は最小限の、渋いデザインである。黒い背景に銀色の刀が美しい。
私は半ミニマリストのような生活をしており、家にものを増やすのをなるべく避けている。片付けられないからである。ものの総量が少なければ、取り返しのつかない汚部屋になることはない。
おみやげでも「場所を取らないか」「不要になったら捨てられるか」が重要になってくる。
その中で、圧切長谷部のポスターは買いやすかった。なんせ紙である。貼ってしまえばほとんど体積はない。それに紙だから不要になっても捨てやすい。
そうして圧切長谷部のポスターを買ってきた。
うちのマンションは、ドアが鉄製でマグネットがつけられる。100円均一で買ってきた強力マグネットでポスターを貼っていた。
少々雑な貼り方で申し訳ない。圧切長谷部のポスターはA1とかA2とかとは違う特殊サイズのため、適切な寸法のフレームが売っていないのである。

貼ってみるとわかるが、ドアに日本刀のポスターを貼っておくとオカルトな意味はないはずなのに魔除けのような雰囲気が出る。
ひとり暮らしの部屋にやってくるあやしげな業者を追い返すとき、とても勇気づけられた。昔の人が日本刀に何らかの加護があると信じたのもわかる。ギラギラしてきれいなものというのはそれだけで威圧感があり、頼りがいがある。
日本刀だけではなく、魔除けの力がありそうなものをポスターにすると需要があるのではないだろうか。

そのうちポスターが汚れてしまったので、圧切長谷部のポスターはお役御免となった。今は私の部屋の扉には何も貼られていない。
もしもう一度福岡市立博物館に行き、圧切長谷部のポスターを見かけたら、買ってしまうかもしれない。そしてまた玄関に貼るだろう。
ちなみに、日本号のポスターもある。こちらはポスターというより巻物のような長さである。買った人はどうやって飾っているのか気になる。


#やってみた

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