その重みを、どう受け止めているんですか。

いつからだろうか。言葉に、特に書いてしまった言葉に大きな意味を感じ取るようになってしまったのは。

だってこう言っていたではないか、と指摘する友人がいたからだろうか。

書いてある情報が正しいという前提で、解釈の仕方を変えたりすることによって謎解きなりなんなりを楽しんできたからだろうか。

過去の手紙を読み返すことがあるからだろうか。

言ってしまった言葉や、書いてしまった言葉は取り消せないと思っているからだろうか。

自分から発信してしまった言葉は、本当に小さいけれど世界の何かを変えてしまう。
これを私が言う前の世界と、言った後の世界は違うのだ。

言葉は完璧じゃないくせに、大きな力を持っている。その不均衡さに不満を感じている。

軽率に言葉を吐けるようになったのはいつからだろうか。

軽率に言葉を吐くくせに、言葉の大きな力に恐怖しすぎて言葉を出すことを恐れてもいる。

これは二面性。

この世の他の人たちは、この言葉の持つ大きな力をどう受け止めているのだろうか。

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