見出し画像

ゴキゲンな31歳のはじまり

31歳になった。

中学生の頃に「有名人の誰と誕生日が一緒か」という話題で盛り上がっていたとき、みんながアイドルや芸人さんの名前を挙げる中「わたしが誕生日一緒なのは星野源!」と声高らかに言ったときの、あのなんとも白けた雰囲気。みんなが目を真ん丸にしながら「え?だれ?」と不思議そうにしていた日のこと、今も毎年誕生日に思い出す。
同じくみずがめ座AB型のわたしはずっと勝手に親近感を持っている。久しぶりにエッセイ読み返そうかな。好きです、お源さん。

さて、note書くの少し久しぶりになってしまった。
その間にもいろいろとあった。

①1月に入ってすぐ応募していた仕事、たぶん落ちた。
履歴書を郵送した後1週間以上返信がなく、選考進める人のみ連絡しますと言われていたので、なんとなく不採用を悟る。直感的に「やりたい!」と思った仕事だったので残念だったけど、まあ縁がなかったのさ、と開き直る。だめだったときは【縁がなかった】理論で案外すんなりと納得できる。それは新卒の就活のときからそう。新卒の就活は80社くらい受けて、面接にすすめたのは10社くらい、内定は1社だった。氷河期よくがんばっていたなあ。

②いま勤めている会社の人事に退職する旨を伝えた。
体調を崩して休職→復職→退職なので、なんとなく「体調が原因だろうなあ」と思われている気がするけど、復職後に面談とか「体調どう?」とか「仕事量はどう?」とかそういうのが1回もなく、なんというか「わたしのこともっと気にしてよ!心配してよ!」というわけではないけど、あまりにも【無いもの扱い】されていることに、疲れた。会社に対してはもう何の気持ちも残っていない。ここで働く時間がただの消耗に思えて仕方なくなってきたのが大きい。退職までのあと数週間が長い。

③元気になってきた。
彼にも「最近元気でてきたね」と言われる。
薬が効いてきたのか、いまの会社を辞められる!という解放感からなのか。自分でもわかるくらい確かに調子が良い。体調は悪い日もあるけど、なにより気分が明るい。以前みたいに何をしても暗い未来のイメージはなくなった。落ち込む日もほとんどない。薬のおかげだとすると、やっぱりまたここから減薬→断薬とすすんでいくときに不安があるけど、今はこの良い気分を存分に楽しんで、味方につけていきたい。

④仕事が決まるかもしれない。
最初の方に書いた仕事はおそらく不採用だけど、その次に応募した仕事で、先週受けた面接の後、ほぼほぼ内々定?くらいの連絡をいただいた。来週職場見学をさせてもらって、その後にもう1度話をして決まる感じなのかな?

面接担当していただいた方に電話で「ぜひいっしょにお仕事したいと思ってる」「◯◯さんのこういうところが活かせると思う」「面接での雰囲気から~~~と感じた」といろいろと言ってもらえたのがすごくうれしかった。家族や友達以外の人に久しぶりに【人としてみてもらえた】感じがした。
採用面接なんだから当たり前なんだろうけど、わたしという個人を見て考えて感じてもらえたのがすごくうれしかった。今の会社でのわたしはほぼ透明人間なので、余計にそう感じたんだと思う。まだどうなるか分からないけど、とりあえず来週の職場見学、たのしみだしがんばりたい。仕事は正社員ではなくパートタイム勤務だけど、ずっとやってみたかった仕事。せっかくもらえたチャンスを掴みたい。

誕生石のピンキーリングをおまもりに。
最近買ったお気に入り。


昨日は誕生日だったけれど、彼からは土曜日にお祝いをしてくれるらしいので、仕事の後いつも通り晩ご飯を作っていたらピンポーンとインターホンが鳴った。

「はい」

「ハッピーバーースデーーートゥーユーー♪」

インターホンのカメラに映ったのは妹。
と少し見切れた母。
びっくりしてドアを開けると再度歌われる誕生日ソング。
あの、マンションやから。笑
絶対に近隣の部屋の人に丸聞こえだったと思うけど、うれしかった。笑った。

2人は家には上がらず、プレゼント(キルフェボンのケーキと、いい肉と、いいイチゴと、LUSHのなんかいいやつ)を渡し、マスク越しに少し会話をして帰っていった。
父からも誕生日おめでとうとLINEがきた。
おばあちゃんからは朝に「おめでとう」と電話がきて、仲良しの友達たちからもお祝いのLINEが数件きた。

もう自分で言う。
わたし愛されてるじゃあああぁぁぁん!
ありがたいなあって思う。こうやって毎年「おめでとう」を言ってくれる人がいること。気にかけてくれる人がいること。親戚も友達も多くないけど、大切な人たちがいて、わたしはいっぱい愛をもらってる。幸せだな。

こんな感じでゴキゲンな31歳がはじまった。
きっとゴキゲンじゃない時もこれからまたたくさんあると思う。
でも、わたしには大切な人たちがちゃんといることを忘れずにいたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?