噴飯!1世帯30万円給付!

2020/4/3に、政府は1世帯あたり30万円の現金給付を決めたようです。
この給付について現段階(4/4 午前)で出ている情報を確認してみました。

・コロナの影響で月収が5割以上減った世帯
・住民税非課税世帯(年金受給世帯、生活保護世帯は除く)

該当する方が役所に申請をして、審査を受けた後に給付となる模様です。


うーむ・・・。
世界に倣えというつもりは無いですが、あまりにも酷い有様かと思います。
ただ政府を叩きたいが故に言っている訳ではありません。


理由を説明します。
以前から声高に叫ばれ世界各国で行われた、”現金一律給付”。
この方法のメリットは大きく二つ。

・喫緊の問題を状況精査する事なく、迅速に緩和出来る事。
・先行き不安を払拭する為の、一時的なショック緩和。

対象を決める事をせず、手間や時間を掛けずに出来る方法でした。


私は政治的な考えや経済について興味はありませんので、
この方法を国が決めたのならば別に構わないのです。

しかし、コロナ問題が噴出してから2か月半と少し、
これだけ時間を掛けて、その間も国民は不安や貧困と戦って来た訳です。


その結果、出て来た支援策が”これ”です。


時間を掛けるならば、もっと継続的な支援や限定的な給付が可能でしょう。

政府からの支援を期待して、貧困や不安に耐えてきた人達へ対してです、
正直言って訳の分からない給付金制度を決定です。


我慢して踏ん張って来た人は、さぞがっかりしている事でしょう。
はっきり言って、笑ってご飯をブーっと吹き出しちゃうレベルですね。
噴飯ものです。

まぁ私は、そのように噴飯された物でも、残さず貪って生き延びますけれどね。


閑話休題。


日本政府や政治屋、官僚やら公務員に期待していた方々、残念でした。
元から期待していない人達にとっては、ごくごく当然の事だったかもしれません。

実際問題、月収が5割以上落ちた人や、その後に解雇された人達にとって、
30万円はどの程度の価値でしょうか。

2か月分の生活費で終わりです。

0円よりマシかもしれませんが、今後どれだけコロナ禍が続くか分からない状態です。
そんな中で、一発だけこの程度の金額を給付されたとしても、
はっきり言ってどうにもなりません。


焼け石に水ならまだしも、絶望や大きな不安の爪痕を残す分、
もしかしたらやらない方が良い事だったのかも・・・。


とりあえず一律給付をして、1-2か月間でも耐えてくれ!
その間に追加の支援や政策を考えるから!

と、する為の一律給付金です。

これだけ時間を掛けて、対象者を選別するならば、
もっと長期に渡る安定した給付や、金額を上げる事も可能でしょう。


年金受給者や生活保護の世帯が対象外、これはまだ理解出来ます。
そういった選別が必要になる事態だとも考えられます。

まだ全体像や具体像は判明していませんので、深い言及は避けます。
しかし、過度の期待をする事は止めておいた方が無難かと。


月収ベースで賃金が支払われないフリーランス業の人達、
例えば請負業務や印税の方は、半年後に賃金が支払われる方もいます。

賃金減少、収入減少の証明が難しい人達、
接客業や風俗業などに従事する方は、現金日払いで貰っている方もいます。

イベント業の方であれば、
イベントの発生した時にだけ収入を得る場合もあります。


月収5割減を基準にするのは、それは基準として結構な話です。

ルールを決める事は一向にかまいませんが、
その判定方法や判定基準は、本当に正しいのでしょうか。

判定をする人の人件費は?
書類を発行する人の人件費は?
提出する書類の印刷代は?

当然、それらの経費まで考え抜いた末なのでしょう。


そもそもから可笑しい話として、
政府は誰も彼もが月給制で賃金を得ている、と思い込んでいる訳です。

これだけ多様な雇用形態があって、働き方も多様な社会なのに、
なぜ終身雇用前提、サラリーマン前提の話になっているのでしょうか。
おかしな話です。

今回の給付金の対象になる方、なった方がどの程度の割合かは分かりません。
一説には10%程度に抑えられるという話もあります。

30万円の給付で生き延びられる人がいる事も、また事実です。

今回の政策が全くの無意味とは思いませんので、
給付出来た方は、ほんの一時でも良いので安寧の時間をお過ごしください。

私のケースですが、**年*月と、XX年X月の収入を比べるのか、
その具体的な話が出てこない事には、受給要件を満たすかはわかりません。

受給できる可能性もありますが、出来ない事も想定しています。
仮に私が受給出来たとして、どのように30万円を使うかを考えてみました。


私の状況ならば、30万円を食費・公共料金などに充てます。
家賃には充てません。

そして以前に投稿をした、”住居確保給付金”の相談・申請に走ります。

この給付金の受給要件などは、過去投稿を見て頂けば幸いです。
以下にURLを載せます。
https://note.com/equi/n/n7f7b68e5720a?magazine_key=m2e8a783fde7b


掻い摘むと、家賃の支払いが厳しい方が、
地域ごとに設定されている上限家賃までの給付金を、
”継続的に”受給できる福祉制度です。


私の地域では、4人世帯で69800円となっています。

ここでミソなのが、”貯金額が50万円以下”という条件です。


私が予想するに・・・
窓口へ相談に行っても、30万円の給付金で耐えろ!
と言われるのではないでしょうか。

むしろ他の給付金を利用されたくないのかもしれません。


しかし、そんな事はカンケー無しです。

30万円の給付金は継続的ではなく、一回のみです。
ならば、30万円を全額貯金したとしても、
住居確保給付金の受給要件には引っかからない。
となります。


”貧困は自己責任だ!”と言うならば、
そんな福祉サービスを消さずに、残した政治屋の自己責任です。

声を高らかに、今度はこちらから自己責任と叫んでも良いのではないでしょうか。


仮に後出しでこれらの福祉サービスを消し去るならば、
それこそ発言しただけでアカウントBANされる、
そんな行動に出るしかありません。

はっきりと言います。

多くの人が福祉を利用して、財源が不足したとしても、
その管理をするのが政治屋であり、官僚・役人でしょう。
私たち貧困層の仕事ではありません。

税金から給料をもらっているプロならば、
仕事をしっかりして、責任を果たしなさい!

絶対に死ぬな!生き延びろ!
今は生き延びる事だけ考えろ!

大丈夫です。私たちはまだまだ生き延びられます。
残飯を漁って、ボロ布を纏ってでも、命あってこそです。


綺麗事を言うつもりは毛頭ありません。

100年後の子孫に日本を良い形で残す為には、
私たち日本人が一人でも多く生き残って、
そして復興をする以外に方法は無いと考えます。

仮に焼け野原となり、ぺんぺん草が生えるだけとなっても、
日本人がこの国を復興して、日本を残しましょう。

食料が減ったら、ぺんぺん草も食べ尽くして生き延びよう!


PS;2020/4/3 スパゲティ5kg、パスタソース10箱 

のご支援を頂きました。
誠にありがとうございます。

福祉サービスは国民の大部分が知らなければ、存在しないに等しいのです。
もしも共感頂ける部分がありましたら、情報の共有や拡散をお願いします。

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