東北カップの予習をしましょう!【仙台・山形・福島編】
どうも、いこーるです。
東北カップに向けての予習記事後編となります。(前編を出してから忙しくなって後編を作るのが遅れてしまいました💦)
今回は仙台、山形、福島の3チームについてロスターを確認し、どんなチームなのか見ていきます。
※筆者は秋田ブースターですのでそれぞれのチームを普段見ているブースターとは感じ方が異なっているかもしれませんのでご了承ください。
昨年の結果
https://northern-happinets.com/news/detail/id=17051
仙台
昨季、B1に復帰した仙台。苦しみながらもシーズン中の移籍、外国籍の緊急補強など使える手は可能な限り使って自力で残留をつかみ取りました。今季も全員でGrind!して昨季以上の結果を掴めるか。
B.PREMIREに向けて大事なシーズン。東北の雄としてコート内外ともに結果を出せるのか注目の1年となります。
ロスター
ポジションごとの身長分布です↓
昇格に貢献したバーレルは退団し、降格した滋賀へ。また帰化枠の小寺はアジア枠の#9ヤン・ジェミンに入れ替わりました。ヤン・ジェミンも日本4季目(3チーム目)となるため、そろそろブレイクする姿を見たいところ。早くから海外でプレーし、韓国代表にも招集されていますから後はその実力を発揮できるか否かのみだと思われます。
オールラウンドな活躍ができるスコアラー#25ラショーン・トーマス、ビッグマンながら外角からのシュートが魅力の#45ネイサン・ブースという個性的な2人を新加入の#52ヴォーディミル・ゲルンという安定感のあるCが支えるのが今季仙台の外国籍ユニットです。
(筆者個人としてはトーマス-ブース-小寺のビッグラインナップの最終進化形が見たかった)
日本人ではB2時代から3季チームを支えた寒竹とB1復帰のシーズンに仙台で自分の価値を高めた加藤の2名が退団。2人ともB2福岡に移籍となりました。
新加入は特別指定からプロ契約の#21渡部琉。そして島根から#13阿部を獲得。彼が日本人唯一の外部補強です。かなり割り切った選手起用をする島根でもしっかり自分の立ち位置を確保した3&Dの選手ですので仙台にハマることは確実でしょう。
このように大幅な補強はせずに昨季からの継続路線とみられるのが今年の仙台です。
既存選手では移籍により輝きを取り戻した#0小林と#14青木の2人のPGが残留したことが大きく、これに怪我により昨季悔しい思いをした#15渡辺翔太が復帰することでB1の中でも厚みのあるガード陣が形成されています。
ウイング陣も先述のヤン・ジェミン、渡辺琉、阿部に加え、爆発力が魅力のプロ2シーズン目#6岡田、献身的な守備が魅力の#7澤部、37歳大ベテランの#91片岡とウイング陣も年齢のバランスを取ったうえで揃っています。
昨季B1で平均得点が最下位とあり、オフェンスが課題の仙台ですが外国籍のトーマスは16.9点、ブースは13.6を挙げており、一定の活躍はできているため攻撃力アップに日本人選手のステップアップは必須です。
継続路線でありますが日本人選手の成長が見ものです。
個人的に注目する選手は#21渡部琉。彼が新人賞ベストファイブに入るくらいに持ち味を発揮できれば仙台の順位もおのずと上がってくるはず。3人制のアンダーカテゴリでは世界も経験していますし、B1チームの特指として2年活動していることもあり、B1レベルへの適応は時間がかからないとチーム的に助かるはずです。
(彼かっこいいですし活躍したら集客面でも期待できそう)
山形
3季続いたライコビッチHC体制から変革の山形。
オフには昨季のチームの核である#3ジェームズ・ベルの残留に早々に成功し、彼をアウトサイドで存分に機能させるために香川からアジア枠ビッグマン#0ルーズベルト・アダムスも確保とかなり今季への意欲を感じられる動きであった。
福島、青森に続いて昇格戦線に名を連ねるシーズンにできるか注目。
ロスター
圧倒的な数字を残したリバウンド王ウェルシュはB1北海道へ移籍。B1秋田やB3時代の長崎で活躍したカーターも退団となったが、先述のとおり戦術の核となるベルが残留したことは大きいでしょう。
新加入#22ティモシー・ホリフィールド、#43マイケル・フィンケはどちらも3Pが得意ということで宇都宮とのプレシーズンゲームでもかなりの数の3Pを放っていました。ただ、比江島とフォトゥを欠きHCも代行だった相手に完敗しており流石にHCも変わっていることもあってスタイルの完成度はまだまだと見えます。それでも福島とのプレシーズンゲーム(配信なし)では4Q爆発して逆転勝ちを収めているので東北カップに向けては調子を上げているように思えます。
筆者はなかなかB2、B3を把握しきれていないので日本人選手の印象を聞かれると難しいのが申し訳ないのですが、B2で安定した成績を残している#8村上、#11白戸の加入は大きいように見えます。
村上はエースガードの役割に加えて他の若いガード陣の手本になり、白戸は日本人のエースシューターとしてそれぞれチームを引っ張る活躍が期待されます。
他の日本人選手もポジションバランスよく獲得できているので14人という編成上限いっぱいのチームで激しく競争して高め合ってほしいところです。
注目選手は村上慎也。福岡へ移籍した地元出身エースガード村上駿斗の穴をどれだけ埋められるかを山形ブースターは期待しているでしょうから、まずは大会初戦の仙台戦でブースターの心をつかむ活躍を期待しましょう。
福島
ここ数シーズンの積極補強により2季連続でB2プレーオフに進出した福島ですが、進化の代償とでも言うべきでしょうか、今季は退団も多くありました。躍進を支えたベテランの代わりに獲得した新規選手には若手も多いため、どれだけ戦術を深化させられるかも見どころとなります。
新化した福島がB2の強豪として地位を確立し、その先のステージへの挑戦を続けていけるのか。真価が問われるシーズンとも言えそうです。
(思いつく限りスローガンの”シンカ”と呼べるそれっぽい単語を使って説明したので褒めてください)
ロスター
外国籍ユニットは在籍4季を数える#0エリック・マーフィーと支配力抜群の#88グレゴリー・エチェニケが継続となり、新規として#25ラポラス・アイヴァナーカスが加入。広島がそうであったようにエチェニケともう1枚重量級Cを合わせるのは上手くいかなかったようでアイヴァナーカスは3Pがあり、且つ走れる選手という感じです。圧倒的インサイドの支配者+走れる2人という構成は初めてCSに出場したシーズン(ウォッシュバーン+マーフィー兄弟)と似ています。
そして今季はアジア枠としてフィリピンから#30ロバート・ボリックも獲得しました。彼の獲得は今季の福島の契約第1号ですので補強の目玉はボリックということでしょう。佐賀のPGとしてB2を支配していたガルシアに代わってフィリピン代表経験もある彼がB2を席巻できるかも注目です。
日本人選手ではベテランの村上、長谷川、橋本というチームの躍進を支えたガード3本柱に加え友利と髙橋を放出、若手でも本田、猪狩が退団しました。代わりに若手から中堅どころとして#3加藤、#15玉木、#20多田、#33林、#78田渡を獲得、特指だった#12土屋をプロ契約で迎え入れるなど入れ替わりが激しかった印象。今季は新キャプテン田渡とボリックが今季は若手の見本となる感じでしょうか。
多田、林、玉木はB1のチームでなかなかコンスタントな出番を掴めなかったので今季自分の価値を示してB1に返り咲いてほしいですね。
注目選手はロバート・ボリック。補強の目玉ですし、貴重なアジア枠の選手ですのでホームで開催される東北カップで早速その価値を示してほしいですよね。
↓のハイライトの試合では50得点しているようです。
終わりに
以上、東北カップ予習編②でした。
ブースターの皆さん、いかがでしたでしょうか?
いいねやコメントお待ちしてます。
次回はトーナメントで反対の山にいる福島、山形、仙台の予習をしていきます。
これまでハピネッツに関するnoteを書いているので、よければそちらもご覧ください↓
https://note.com/equal_5240/m/m4b82a4cf087b
ではまた。
筆者X(旧Twitter):@equal_5240
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