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熱海へ行ってきた

三連休の土日で音楽仲間と熱海へ行ってきました。だいたい年1、2回の恒例行事ではあるものの、なにしろこのウイルス禍のさなか…予定通り参加していいものか迷いはありました。しかし、このところ平日も週末も籠りきりだったこともあり、最終的には圏内の直近の状況と自身の体調を踏まえて、リスクの高い場所へは近づかないことなどを前提に参加することにしました。なけなしのストックからマスク装備で。

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いや熱海、普通に賑わってましたね。3月下旬の熱海は、有名な早咲きの桜や梅園には一足遅く、観光のピークは過ぎているはずなんだけど、三連休ということもあってか全然観光客で溢れていました。もっと閑散としているかと思った。

新しい洒落たお店がけっこう増えていて、しかもインスタとかYouTubeで話題なのか、若い人が軒先に行列を作っているところもけっこうあった。熱海プリンとか、食べたことないけれど。なんにせよ寂れた温泉街というのは既に遠い昔のイメージで、コンパクトながら元気のある町になっている。やっぱり電車のアクセスがいいというのは大きいなと思います。

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夕飯は行きつけの寿司屋が混んでいたので、熱海漁師めし どろめで生しらす&漬けマグロ丼。熱海で食べる魚だいたいハズレがない。

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熱海であんまりしたことないアクティビティをしようということで、翌日は遊覧船に乗ってみることに。朝10時からだいたい40分間隔で出ていて、日によって変わる30分くらいのコースをぐるっと回って戻ってくる船です。

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コロナの影響で、定員を減らして運航しているとのこと

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よりによってイタリアをモチーフにした船なんですね

船着き場の前でライフジャケットを配られて、遊覧船でそんなの要るものかと思ったけど、理由はのちに明らかになる。乗船するとまず階段の下に通されて、何かといったら、海中展望室というのがあるんだって。

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こんな感じでこう、停泊している間だけお魚が見学できる。餌を撒いているのでしょうね。ご覧のように薄暗いので水族館のようには見映えよく写真は撮れないんだけど、なかなかおもしろいショーだ。

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で出航すると…思っていたよりも波が荒く、上下左右にぐわんぐわん揺れる! 屋上のスタンディング席にいたんだけど、こんなに揺れる船に乗るのは久しぶり。そしてとにかく、カモメの群れがすごい。一部の客が持っているエサを目当てに、始終襲われているような感じ。あの…遊覧っていうからもっとのどかな…これはヒッチコック映画の体験型アトラクションだ。

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この位置この距離から熱海の街並みを眺めたことないな~とか風景を楽しむ余裕は正直全然なく、荒波にスマホを落とさないようにバーにしがみつきつつ、襲い来るカモメと戦う感じになる。カモメの羽毛ふわっふわだよ。普通に頭の上に乗ってきたりする。

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1,300円で相当楽しめるので船と鳥が苦手でない人にはおすすめ

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熱海はなんでもない路地裏が楽しく、海沿いの歓楽街からちょっと入ったところの物寂しい雰囲気も、山側の斜面の複雑に入り組んだ建物と建物の隙間を眺めるのも趣がある。暮らしなのだ。

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昼はNagisaのふわふわのオムライス

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午後は少し足を延ばして、樹齢二千年という大楠を見にひとりで来宮神社を散策してきた。ここもけっこう観光客でいっぱい。

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この威容!

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幹の一部は大きく補強か補修が入っていて、人の手が加わった不完全さもあるのだけど、それにしてもダイナミックにうねる樹皮の様相にはいまにも動き出しそうな活力を感じる。

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暗くなるとシャッターが下りるのは早い。ただでさえ早いのに、時節柄、閉店時間を繰り上げているお店も多かったようです。新しめの駅ビルでさえも19時過ぎとかにはあらかた暗くなっていて、辛うじて上のレストラン街はちょっと長くやっている。

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ラスカ熱海3Fばんばん食堂の海鮮まかない丼

今年は年明けから胃腸炎をやって体調を崩したり、繁忙期の仕事に追われたりが続いていて、そのうえでの社会的な閉塞ムードだったもので、よく歩き温泉に入っていい気分転換になりました。

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