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レコードの手触り(日記)

三が日から最初の週末までを丸々潰してしまった風邪症状から、無事に完全復帰しました。若干、まだ朝起きたときに喉がひりつく感じが残っているくらい。幸いにして誰かにうつすこともなく、経過から言っても流行り病の類ではなく、単なる風邪だったようです。それでなくてもインフルだの胃腸炎だのという季節の体調不良のオードブルみたいな話もTL上でちらほら目にする昨今ですので、本当にみなさんもお気をつけて。

2台目のターンテーブルを買った

年始だから…というわけでもないのですが、かねてから買おうと思っていたレコードプレイヤーの2台めをようやく入手することができ、10年ぶりくらいにレコードでDJできる環境が揃いました。PioneerのPLX-500。

最初からまとめて2台揃えてしまえば良かったんだけど、転居でなにかと物入りだったのでとりあえず1台買っておいて、そのうち…と思っていたら、あれよあれよという間に円安で店頭価格が13,000円くらい跳ね上がってしまって。どうしたものかというところに、たまたまいつも贔屓にしているイケベ楽器さんに開封済みアウトレット価格のものが1台だけ、値上がり前の水準で売りに出ていて、買っちゃおとなりました。

Web通販なので状態を確認せずに即決したのですが、さすがはイケベさん、丁寧に再梱包されていてかつ汚れひとつないピカピカの状態で届いた。多少傷があっても別にいいなと思っていただけに、新年早々いい買い物ができました。

わたしはもともと、90年代から親しんでいたレコードでDJを始めたのですが、2000年代後半にデジタルで曲を買うようになってからはCDJへ移行、近年ではもっぱらUSBないしDDJ-400でした。レコードのコレクションだけは手放さずにいたけど、安物のターンテーブルは経年劣化で壊れたままになっていたのを引っ越しのタイミングで処分してしまって、長らくレコードでDJする感覚を忘れていた。

久しぶりに触ってみると、たしかに全然鈍ってはいる。ピッチ合わせの加減もそうだし、アナログ特有のダイナミクスのあるじゃじゃ馬な鳴りをEQで乗りこなす感じとか、今かけてるこの曲に合うあんなレコード持ってたなみたいな脳内検索の速度感とか…。合ったと思った2曲のピッチはどんどんズレていくし、曲の展開は波形でなく溝から大雑把にしか読めない。でもこの緊張感、懐かしくも楽しい。忘れてた、この手触り!

今日はOBSで配信画面を作ってみたので、近々こんな感じでTwitchでDJ配信を継続的に始めようと思っています。毎回なにかテーマを決めて選曲できたら楽しいかな。当面、20年前に買ったレコードと、昨日デジタルで買った曲を並列にかけられるような柔軟なスタイルを目指していきたい。

サーモスの真空断熱マグけっこういいよ

ついでに、最近買ったものつながりで、サーモスの保温マグカップ350mlのやつが使い勝手が良くてよかったです。にじさんじの飛鳥ひなちゃんが2022のベストバイ動画で紹介していて知った。

この手の保温マグは前にも買ったんだけど、ステンレスやプラスチックの水筒みたいな飲み口があんまり好きになれなくて、結局普通の陶器のマグを使うようになっていた。でもやっぱそれだとデスクに持って行くとこの時期すぐ冷めちゃうし、いいのないかしらと探していたら、これは同じステンレス製でも縁が細くソリッドで飲み口の違和感が少ない。蓋をした状態の保温効果もばっちりで、ステンレス部分だけ外して洗うのもラクチン。重宝しています。

ふと気づくと20年

全然関係ない、急に思い出した話をするんだけど、わたし、インターネット上に日記のようなものを残し始めたのが2003年の1月くらいからなので、なんと2023年で丸20年になるんですね。20年分の日記が丸々全世界に公開状態にある。気づきたくないことに気づいてしまったね。

始めたころはブログなんていうのはもちろんなくて、いわゆるレンタル式のBBSに書いていた。そのログが2003年から2006年まで。自分のサイトにブログを作ってからnoteを始めるまでの2006年から2017年までの過去ログがここここに。そしてここnoteでも、もう5年以上書いているんだな。

普段あまり積極的に読み返すことはしないけど、あの時どんなだったかなと記録を辿る必要があるときに検索をかけることはあります。自分の脳内ではおぼろげに断片化されているような極めてパーソナルな記憶が、インターネット上にあるパブリックなアーカイブ内では時系列できちんと整理されてインデックスされている、というのは不思議な感覚です。

20代のわたしの文章は稚拙かつ乱暴で、読むともちろん相応の気恥ずかしさもあるんだけど、それもひっくるめて自分だなって感じだし、なんだかもう別にですね。それよりも、今となっては見たテレビとか聞いた音楽とか、はたまた家やバイト先での出来事のような日常の些細なことたちさえも、書いておいてよかったなと思う。すっかり忘れてしまっても、針を落とせばまた再生できるという安心感なのかもしれません。

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