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【809回】旅行記・高速ゆうばり号に乗ろう(でもなかなか乗らない) その1

ちょっと出かけたい。
列車とバスに乗りたい。
占冠村営バス、南富良野、落合…。そういえば、昨年、夕張から新札幌までバスに乗ったなあ。夕鉄バスだ。路線バスで、のんびりと。
そして、廃線になってしまった。
そうだ。高速ゆうばり号ってあるよな。乗ってみようかな。

新夕張までJR。新夕張から夕張市街地へ夕鉄バス、そして夕張から札幌駅まで高速ゆうばり号。よし、これでいこう。

降りた。石勝線・追分駅。

新夕張まで乗る計画を、最初から守らない。
そもそも出発時刻さえ、守らない。
普通列車で新夕張に行く列車は、追分12時9分発である。
僕は追分駅に、9時14分に降り立っている…
12時まで待っていられない。

実は、追分駅から徒歩15分ほどの場所にある、「道の駅 あびらD51ステーション」に行こうかと思っていた。ところが、どうしても違和感が抜けない。「それでいいのか、僕よ」という声が聞こえる。

「せっかく石勝線の普通列車に乗る。君は、今まで何度か乗ってきたね。そう、追分駅から乗った。滝ノ上駅からも、新夕張からも、夕張からも、そして楓駅からも乗ったね。君はまだ乗ったことがない駅があるだろう。そう川端駅だよ。川端駅から乗りたまえよ」

川端駅は追分駅から夕張方面に約10km離れた位置にある。追分と新夕張の間にある唯一の駅だ。
普通列車のみ停車する。停車する本数は少ない。千歳方面が3本。新夕張方面が2本のみ。
追分駅12時9分に出発する新夕張行普通列車が、川端駅にとって始発列車になる。

乗ろうよ。川端駅の始発列車に。

では、追分駅から川端駅まで、約10km。歩きましょう。

追分駅を9時半頃出発。
居酒YAの橋を渡り、道道462号 川端追分線に向かう。
道道462号 川端追分線を黙々と歩く。道東自動車道の下を行く。
旧東追分駅付近を歩く。牧場の隣に、スノーシェルター。
馬と出会う。走り回っている馬たちがいた。無邪気で、可愛らしく見えた。
追分駅がある安平町から隣町の由仁町へ。
川端駅近くにあった廃屋。閉店したお店だと思われる。
そして、2時間ちょっと。歩き続けて11時半頃に川端駅に到着。

思ったより…。思ったより遠かった。
そして、思った以上に、車やトラックなど交通量があった。
苫小牧方面から夕張・帯広方面に抜ける裏道として機能しているからかなあ。

とりあえず、川端から新夕張方面への始発列車には間に合った。
川端は12時20分発。
ちなみに、次の新夕張方面は18時6分。これが最終列車となる。

通学・通勤利用はあるのかなあ。

(川端駅から新夕張駅へ向かう、その2へ)