見出し画像

ジャパンカップ 有力馬解説

どうも!エピファさんです!

今週はジャパンカップが行われます!

千鳥のノブさんやヤンキースの田中将大投手などの多くの有名人がツイートされていたので、普段競馬をやらない人や馴染みのない人でも
「今年のジャパンカップはすごいレースなのか!」
と思ったのではないでしょうか??

そうです!
今年のジャパンカップはすごいレースになりそうなんです!

史上最多G1、8勝馬 アーモンドアイ
無敗の牡馬クラシック三冠馬 コントレイル
史上初の無敗の牝馬クラシック三冠馬 デアリングタクト
が出走を予定しています!

まさにドリームレースです!

競馬ファンからしたら待ちきれないレースですね!
私はアーモンドアイが出走表明したときからずっとワクワクしています(笑)

そこで今年のジャパンカップの魅力を多くの人に広めたいなと思い、この記事を書いてみました!

普段競馬をやらない人、もちろん競馬ファンも含めて、どんな馬が出走するのかを知ってもらって今年のジャパンカップがさらに盛り上がればいいなと思います!

ではまずジャパンカップの単勝オッズを見ていきましょう(Netkeibaより引用)。

ジャパンカップ・予想オッズ

iOS の画像 (3)

※残念ながらサートゥルナーリアは回避が発表されました。。。

予想オッズが示す通り、まさに3強という図式です
しかしここで人気のない馬が決して弱いわけではありませんし、競馬は何が起こるかわかりません

それではこの記事では、上位人気6頭の有力馬に絞って解説をしていこうと思います!
初心者からガチの競馬ファンまでわかりやすく記事を書いたので、最後までご覧いただければ幸いです。


アーモンドアイ(想定1番人気)

アーモンドアイ

5歳牝馬
父ロードカナロア×母フサイチパンドラ
通算成績 14戦10勝、2着2回、3着1回
主な実績
2018年 牝馬クラシック三冠、ジャパンカップ
2019年 ドバイターフ、天皇賞・秋
2020年 ヴィクトリアマイル、天皇賞・秋

実績が示す通り、現役日本最強馬
2018年には史上5頭目の牝馬クラシック三冠を達成。その年のジャパンカップでは、従来のタイムを1秒5も更新する衝撃の世界レコード、2分20秒6で優勝した。
今年ヴィクトリアマイルで優勝し、G1最多タイ記録に並んだ。そして前走の天皇賞・秋では、日本競馬史上初のG1、8勝の大偉業を成し遂げた。

名実ともに名牝のアーモンドアイだが、今回のジャパンカップがラストランになることが決まっている。

アーモンドアイのベスト条件は
①東京コース
②良馬場
③休み明け

の3つ

まず①だが、東京コースは(6-1-1-0)(6勝、2着1回、3着1回、4着以下なし)と抜群の安定感を誇っている。負けた2回はいずれも安田記念だが、

2019年はスタート直後にロジクライがよれて挟まれしまう致命的な不利があった。またこの日の馬場は極端なイン前有利の馬場でただ1頭外枠から来たので、負けて強しの競馬だった。

2020年は中2週のローテーション+スタート出遅れ+稍重と明確と敗因があった。またこのとき負けた相手は、短距離界の現役最強馬グランアレグリアだったので、悲観することはない。

これほどの名馬であれば、有馬記念を引退レースとして選択することが普通だろう。しかしジャパンカップを引退レースとして選択したのは、この馬の適性を見極めた上での選択なので、陣営の本気度が伺える。

次に②だが、今週末に天気が大きく崩れる予報はない。多少雨が降ったとしても水はけのよい東京コースなら良馬場開催が濃厚だろう。この馬に合う馬場で走れるのではないだろうか。

最後に③だが、この馬は休み明けを最も得意としていて、これまで3カ月以上の休み明けでは、8戦無敗である。それに対し、古馬になってから叩き2戦目のレースではすべて敗戦とパフォーマンスを落とす傾向にある。今回は中3週とローテーションが詰まっていることは大きな不安材料だ。

また前走の天皇賞・秋では、G1、8勝の大記録がかかっていたことから調教過程からも完璧な仕上げをしていた。そこからの中3週では状態面の上積みは見込めないだろう。


コントレイル(想定2番人気)

コントレイル

3歳牡馬
父ディープインパクト×母ロードクロサイト
通算成績 7戦7勝
主な実績
2019年 ホープフルステークス
2020年 皐月賞、日本ダービー、菊花賞(牡馬クラシック三冠)

今年、父ディープインパクト以来15年ぶりとなる、無敗の牡馬クラシック三冠を達成した。

この馬のベストパフォーマンスは、やはり東スポ杯とダービーだろう。
東スポ杯では2歳では破格の1分44秒5のレコードを記録し、ダービーでは馬なりと言っていいほどの手応えで3馬身差の圧勝をした。
やはり父ディープインパクト×母父アンブライドルズソングの血統が示す通り、ジャパンカップが行われる東京コースはベスト舞台だ。

しかし気がかりは臨戦過程だろう。
今秋の最大目標は、無敗の三冠達成がかかっていた菊花賞だったはずで、前走がメイチ仕上げだったのは間違いない。
その菊花賞では、2着馬アリストテレスにクビ差まで詰め寄られるほどの激闘だったので、タフなレースになったことは間違いない。
状態面がどこまで回復しているかは気になるところでしょう。

また過去10年で菊花賞→ジャパンカップの臨戦過程を歩んだ馬は5頭いるが(下記に記載)、結果はあまり良くない。

2010年 1着 ローズキングダム ※繰り上がりでの優勝(2着入選)
2011年 5着 ウインバリアシオン
2014年 7着 ワンアンドオンリー
2016年 6着 レインボーライン
2016年 13着 ディーマジェスティ

また1週前追い切りでは、デビュー以来初めて併せ馬で遅れ、管理する矢作調教師は「遅れたのは不満。きょうの段階ではもう一段、上げないと」とため息をついたとのコメントがすでに報道されている。

さすがのコントレイルでもベストコンディションでないと勝ち負けは厳しいメンバーなので、最終追い切りでどこまで状態が上向いてくるか注目でしょう。


デアリングタクト(想定3番人気)

デアリングタクト

3歳牝馬
父エピファネイア×母デアリングバード
通算成績 5戦5勝
主な実績
2020年 桜花賞、オークス、秋華賞(牝馬クラシック三冠)

夫婦二人が営む長谷川牧場という小さな牧場で生まれた。小柄な馬で当初は買い手がつかないほど人気がない馬だった。決してエリートとは言えない経歴を持つこの馬が、史上初の無敗の牝馬クラシック三冠という大偉業を成し遂げたのだ。

今秋は秋華賞に直行したため、ジャパンカップが秋2戦目となるローテーションならば状態面での上積みが見込めそうだ。3強では最も間隔の空いている中6週のローテーションは大きなアドバンテージだ。

近年のジャパンカップでは、3歳牝馬の活躍が良く目立つ。
やはり53kgの軽斤量で出走できることが好成績に繋がっているのだろう。

近年の3歳牝馬のジャパンカップ成績
2019年 2着 カレンブーケドール(5番人気)
2018年 1着 アーモンドアイ(1番人気)
2013年 2着 デニムアンドルビー(7番人気)
2012年 1着 ジェンティルドンナ(3番人気)


カレンブーケドール(想定4番人気)

カレンブーケドール

4歳牝馬
父ディープインパクト×母ソラリア
通算成績 11戦2勝、2着6回、3着2回
主な実績
2019年 オークス2着、秋華賞2着、ジャパンカップ2着
2020年 京都記念(G2)2着、オールカマー(G2)2着

重賞勝ちこそないものの能力は高く、常に安定感ある走りを続けている。

前走のオールカマーはハナ差の2着に負けたが、調教過程から明らかに前哨戦という仕上げ方だったので、悲観することはないだろう。
また当初からジャパンカップを秋の最大目標としており、狙い澄ましたローテーションには好感が持てる。

この馬のウィークポイントはトップスピードが問われるスローペース戦である。前走のオールカマーは、前半1000m64秒3と超スローペースになってしまったことも敗因の1つだろう。

それに対しペースが流れて、持続力を要求されるタフな流れはこの馬向きの展開だ。想定メンバーに速いペースで逃げるであろうトーラスジェミニが登録していることは、大きなプラス材料だろう。

去年のジャパンカップは53kgの軽斤量を活かして2着に好走した。しかしレース前の近1年でG1を勝っている馬がいないという近年稀に見る低レベルのメンバー構成だったことは事実だ。そのため去年のジャパンカップ2着を過大評価してはいけないだろう。


グローリーヴェイズ(想定5番人気)

グローリーヴェイズ

5歳牡馬
父ディープインパクト×母メジロツボネ
通算成績 12戦5勝、2着3回
主な実績
2019年 天皇賞・春2着、香港ヴァーズ
2020年 京都大賞典(G2)

地味な印象があるが、能力はかなり高い。
去年の天皇賞・春では、G1・3勝馬フィエールマンとのデットヒートの末に惜しくも2着に敗れたが、3着以下をなんと6馬身も引き離していた。

また1度使ってから状態がグンと上がるタイプである。
実際に去年は休み明けの京都大賞典で6着に敗れたが、次走の香港ヴァーズでは世界の強豪馬相手に3馬身半差の圧勝をしている。

前走の京都大賞典を勝利しているが、苦手な休み明けだったことを考慮すればかなり価値ある1戦だっただろう。
去年と同様に1度使って状態がグンと上向けば、ひょっとする場面もあるかもしれない。

また近年、京都大賞典→ジャパンカップのローテーションの馬の活躍が良く目立つ。やはりジャパンカップを秋の最大目標とするローテーションは大きなアドバンテージになるのだろう。

2018年 4着 シュヴァルグラン(5番人気)
2017年 1着 シュヴァルグラン(5番人気)
2016年 1着 キタサンブラック(1番人気)
2016年 2着 サウンズオブアース(5番人気)

懸念材料としては東京コースが初めてということだが、新潟の条件戦で2000mを1分56秒6の高速決着で勝っていることから、左回りはとくに問題はないとみる。


ワールドプレミア(想定6番人気)

ワールドプレミア

4歳牡馬
父ディープインパクト×母マンデラ
通算成績 7戦3勝、2着1回、3着3回
主な実績
2019年 菊花賞、有馬記念3着

体調が整わないという理由で予定していた阪神大賞典(G2)と天皇賞・春(G1)を回避した。
そのまま春競馬を全休し、今回は約11カ月ぶりの復帰戦となる。
そのため気がかりは状態面だろう。

1週前追い切りでは、騎乗した武豊騎手が「息が苦しそう」と話し、息の入りが今一つだった、という報道もされている。
最終追い切りでどこまで状態が上向いてくるか注目だが、次走の有馬記念が最大目標の可能性もある。

ただこれまで7戦してすべて3着以内という抜群の安定感があり、能力が高いことも事実だ。また競走馬のピークと言われる4歳秋を迎えており、休養期間に成長している可能性も捨てきれない。

去年の菊花賞を勝利しているが、当時のメンバーが弱いことは否めない。また有馬記念(3着)は超ハイペースの中、最後方からレースを進めて展開が恵まれたのは事実だ。
正直実績では見劣りするが、名手武豊の手綱さばきに期待したい。


以上ジャパンカップに出走する上位人気6頭をピックアップし、解説をしてみました。
最後まで見ていただき、誠にありがとうございます。

週末のジャパンカップが本当に楽しみですね!
まずは全馬無事にレースに出られることを祈っています!

皆さんのサポートが励みになります。お気持ちだけでも十分です。