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今更ながら、全て経営判断だったと気付いた日


会社を始めて、今月の13日で1年が経ちます。
昨年の8月にオフィスを借りて、マタニティペイントとフォトの事業を考え始めました。


当時は広告と営業代行の案件でそこそこ売上が立てられていて、黒字スタートという状況でした。


しかし、始めたばかりでまだ手前の仕事を片付けるので精一杯。
ざっくりの事業計画はあったものの、会社の今後について詳細まで詰められていませんでした。


今回は、会社を始めて1年も経ってやっと気づいた、自分たちの”経営判断ミス”についてお話しします。


と、いうよりも、自分たちの一つひとつの選択が、経営判断という大きな決断だったのだ、という事実に後から気付いた話です。


LINEのカメラのフィルターって
いっぱいありますよね(笑)



私たちは、始めたてにしてはありがたいことに、周りの人にはめちゃくちゃ恵まれていて、
「こんな案件があるのでやらないか?」と相談を持ち掛けられることがちょいちょいありました。


お世話になった方からのお話でしたし、お金をつくれるのなら、
と昨年11月、大きな案件を走らせることになりました。


しかし、これが後々の私たちに大きな代償をもたらします。


当時は冷静な状況判断と、やることのリスクまでちゃんと考えられていなかったのです。


結果、危ない橋を渡ってしまったことで、大きく損失を出すことになりました。
それに加え、誘ってくださった方にも結果として迷惑をかけることに。


リスクを冒した結果、最終的に赤字で幕を閉じました。


最初から、条件やリスクを冷静に考えられていれば、大きな儲けになるという判断はしなかったはず。
会社を始めて半年で、このことを実感させられました。


しかしこのあとも、私たちはミスを連発します。


深いこと考えられていない
無邪気なゆりちゃん。


次の営業代行の案件がその1つです。


全く未知の業界の営業でしたが、割と制約率が高く、稼げる可能性は十分にあるとのことでした。


これも、言われるがまま利益が出ると信じて、二つ返事で「やります。」と言うべきではなかったと、今だから思います。


当時の私たちとしては、初めは自分たちがやってみて、獲得のノウハウを身に付けたら、それを言語化して、別のメンバーに引き継ぐという構想でいました。


そのためにまず自分たちがやるにあたり、営業トークや業界の知識を得る必要があったので、勉強をしました。


いざ営業が始まると、営業会社に朝9:30~夜8:00まで月曜から金曜フルで出社しないといけないということが分かります。


これまで自分たちのオフィスやカフェで、自由な時間で仕事をしていた私たちに、場所と時間の拘束が突然生まれたのです。


その場では、別の仕事もして良いという許可は降りていましたが、
それでも密室でひたすら架電をする他の人たちの中で、自分たちの仕事をするのはかなり苦痛で、効率が悪くなりました。


これも始めの数か月だけだと聞いていたので、いったんは我慢して営業を始めてみると、全然獲得できないのです。


結局、数件は獲れたものの大した利益にはならず、苦痛な環境で架電と別の仕事を両立することに耐えられず、3ケ月ほどでやめることを決めました。


この案件に関しては、早く撤退はしたものの、もっと早い段階で自分たちの別の仕事に影響が出ることや、利益が本当に出るのか疑いを持てていれば、受けなくてよかった案件だと感じます。


(とはいえ、新しい業界について学べたことで視野が広がったのは良かったことです。
また、営業を始める際に誘った1人が、後々大きな結果を出せることとなり、その人にとっては最適な環境で利益を出すきっかけになったことも良かったなと思います。)


そんなこんなで、他にもたくさんの小さな選択ミスをして、ようやくこの小さな選択の連続こそがいわゆる”経営判断”なのだと気付いたのです。


当たり前ですが、会社というのは売上を上げて、ある程度利益を出し続けないと存続ができません。


割と勢いで会社を始めてしまった私たちは、”経営の極意”みたいなところを全く心得ていませんでした。
(それは今でもかもですが、、、)


とにかく、これからの選択は、慎重に。。。
この1年で、実体験をもって最も感じたことの1つです。


損失を被るのが自分たちだけならまだしも、リスクを負って、周りの人に大きな迷惑をかけることのないよう、”経営判断”をしていきます。

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