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てんかんと社会

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2023年4月の記事一覧

障害者雇用 うまく機能する上下の構造

障害者雇用 うまく機能する上下の構造

今働いている人事部は、障害者雇用の成功例だと思う。

というのも、組織がうまく機能していて、
総合職社員 → 障害者先輩 → 障害者下っ端(私)の順に指令が来て、
業務が終われば下から順に報告するという形態ができあがっているからである。

業務が発生すれば、まず総合職社員から障害者先輩に依頼が入り、
障害者先輩が総合職社員に「承知いたしました」メールを送ったうえで
障害者先輩が私に業務依頼を具体的

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障害者雇用で3ヶ月④ 就労移行支援事業所のおじいちゃんと面談

障害者雇用で3ヶ月④ 就労移行支援事業所のおじいちゃんと面談

私の面倒を見てくださっている社員さんからある日メールが届いた。

それによると、どうやら私が通所していた就労移行支援事業所のスタッフが2名、会社までやって来るのだという。

いついつ何時から面談をするので同席してください、とのことだった。

なにか問題行動でも起こしてしまっただろうか、いったい何を話すのだろうかと思ってハラハラしていたのだが、

当日スタッフのおじいちゃんが開口一番元気よく切り出し

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障害者雇用で3ヶ月③ 時差出勤

障害者雇用で3ヶ月③ 時差出勤

今働いている会社では、基本的に9時が始業時刻である。

これに加えて時差出勤の制度があって、就職当初から「もしよければ・・」と勧められていた(強制ではなく、あくまで通勤が混みあう時間だとコロナ感染も心配だからねということでできたシステムだそうだ)。

実際にほかの社員さんや障害者のなかには7:30とか8:00とかに出社してその分夕方早い時間にあがっている人もいた。

入社したての私には朝起きること

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障害者雇用で3ヶ月② 中途採用業務

障害者雇用で3ヶ月② 中途採用業務

3ヶ月を経て新たに与えられたのが、中途採用業務である。

中途採用は年中行われている行事で、その都度筆記試験の準備をしたり書類の処理をしたりする役を仰せつかった。それでもどちらかというと、「親分」ー「子分」ー「下っ端」の順で言うと私は下っ端の役割なので、最初は気が楽だった。

しかし蓋を開けてみるとなかなか身体を動かす業務で、外部の貸会議室会社に予約を取ったり(予約にも電話プラス申込書のやり取りで

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障害者雇用で3ヶ月① 業務に変化

障害者雇用で3ヶ月① 業務に変化

1ヶ月経つと業務は徐々に増えて、それまでは見学に留まっていた外線応対にデビューしていつ鳴るか分からない電話のそばでドキドキしたり、パソコンでExcelを使い細かな数式を加えたデータ処理なども任されるようになった。

2ヶ月目は先月教えてもらったことを思い出しながら、自作のメモを読み返しつつ自分でゆっくりと作業にとりかかった。
1ヶ月目の復習をしながら、そして先輩に確認をしながら一歩一歩進んでいく感

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