戦後の日本に生まれただけでラッキー

今の人生に不満がないかといえばもちろんないわけではなく、不条理な世の中だな、とか色々思うけれど、戦後ある程度発展した後の日本に生まれたことはただただラッキーだったなと思う。

自分の祖父が戦争で戦ったとか祖母の兄弟が戦死したとか義姉の祖父がロシア兵に撃たれた話とかを聞くと、急に身近に感じるのだが、正直言って普段は完全に平和ボケ。

豊かになったらなったで、人と自分を比べて自己嫌悪に陥ったり老いていく自分に落ち込んだりもするのだが、突然の徴兵で夫がいなくなりそのまま音信不通、みたいな事態を恐れることなく生きていけるのは本当に感謝すべきことかと思う。

いや、もちろんいつの世も全くの平穏ということはなく、日々のストレスなどで押しつぶされそうになったりはするのだが、戦時中のそれとは恐ろしさのレベルが違う。

戦争映画などをみていると、生まれた場所、人種、時代などによって人の運命というものはこうも変わってしまうのかと畏れおののく。

今後も日本が戦争に巻き込まれない保障など全くなく、増え続ける社会保障費や税金に今以上に苦しむのかもしれないけれど、とりあえず今日という日は幸せに過ごしている。感謝感謝。

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