#8 ひねくれ曲鑑賞

　先日と言っても少し前の話になるが、映画『ラーゲリより愛を込めて』試写会にて主演を務めた二宮氏がこんなことを。

「大人になってトガるのがいちばんイタイ!!」

二宮和也、主演映画『ラーゲリより愛を込めて』の高校生試写会にサプライズ登場

　心が痛かった（20代・一般男性）。と言うほど痛くは無かったけれど、「そもそも大人って何？」、「一般って何？」というネタでまた書けそうだなと思っているくらいには面倒な物の見方をする、少し変えればトガっている私である。

　そんなエピソードとして紹介できそうだなと思ったのが本タイトル。私は読んだことも見たことも無いが、漫画『るろうに剣心』はご存じだろうか。私はご存じでないので説明も何もないが本題はそのアニメ曲。友人のY田氏に「るろ剣の1/3の純情な感情、全然点取れなくてさ」と聞いたのが聴くきっかけとなったのだが、その下校道中どうにも気になる点が頭を占拠していた。というのは序盤の歌詞。

壊れるほど愛しても 1/3も伝わらない
純情な感情は空回り
I love you さえ言えないでいる my heart

1/3の純情な感情／SIAM SHADE

　愛してると言葉にできない+壊れるほどの愛し方、で導かれる答えなんてDVくらいしかないのではないだろうか。空回りじゃねえよと思う。言えや。そういうことでは無いのだろうけども。

　他にも例えば槇原敬之の失恋ソング「もう恋なんてしない」なんて酷いもんである。紅茶のありかが分からない程家の片づけは投げやりにするわ、朝食作らせといて思い切り文句は言うわ、挙句一緒にいて窮屈だとか思うらしい。でその結果、さよならと言った君の気持ちはわからないけど。中々なもんである。そういうことでは無いのだろうけども（2回目）。

　という上げ足を取るようなものの見方をする私だが、そういうことでないというのは分かっている。分かっているけども、引っかかる。なんとも面倒な性格であるということが1/3でも伝わってくれたなら幸いである。

◎ふわっとえっせいとは……
内容もしまり方もふわっとした感じのエッセイらしき
記事です。人生経験の不足を補うために偶に嘘の経験
も混じっていますがそこもふわっとということで……
(#の番号に前回との繋がり的な意味は一切ありません。
こんだけ書いてんだなーと思っていただければ。)