聖書を正しく読む方法
はじめに
聖書は、世界で最も読まれている本です。
ところがその内容については、人々が好き勝手に解釈しているのが現状です。
一体、どうしてこうなってしまったのでしょうか。
どうやったら聖書を正しく読めるのでしょう。
これはとても大切なことですので、慎重に確認していきましょう。
自分勝手に解釈してはいけない
私たちが第一に知るべきこととして、聖書は次のように記しています。
「預言」とは、未来を言い当てる「予言」ではなく、神様から預かった言葉のこと、すなわち聖書のすべての御言葉のことです。
代筆したのは人間ですが、聖書の作者は神です。
これを自分勝手に解釈しないようにと、聖書自身が警告しているのです。
具体的にはどうすればいいのでしょうか。
聖霊の導きに従って読むことです。
私たちは無意識のうちに、牧師や教理に従って聖書を読んでいます。
これを取り払い、聖霊の導きだけで聖書を読むのです。
そのためには、聖書を読む前に、祈ることが大切です。
聖書の真理で自分の思いが修正されることを求めてから、読むのです。
そうするなら、私たちの聖書理解は飛躍的に向上します。
パンを求める者に石を与えるようなことをしないお方が、必ずよいものをお与えくださるからです。
信仰の一致、知識の一致
ある人は、「聖書はそれぞれが思うままに読めばよい」と教えます。
しかし聖書によれば、けっして独自の解釈は認められないのです。
これは真理を守る上で、とても大切なことです。
各教派の人たちの人格を認めることは大切ですが、異なる教えを認め合うことは間違っています。そのようなことは、聖書自体がすべきではないと教えているのです。
真理への妥協はありえません。真理は一つです。それを私たちは探し求めなければならないのです。
曲解してはいけない
聖書を読む上で、とても重要な注意書きがあります。
パウロ書簡には、理解しにくいところがあり、滅びを招く曲解を引き起こす危険があるというのです。
これは本当です。
現に、ほとんどの教派の違いは、パウロ書簡から来ています。
このことは聖書を読む上で、いつも注意していなければならない点です。
聖書全体の調和をもって読む
聖書の一部だけを切り取るなら、とんでもない解釈ができてしまいます。
間違いを避けるには、聖書全体の調和をもって読む必要があります。
このように、聖書の教えは、ほかの箇所でも必ず同じ教えが語られていることが保証されています。
幼子のように素直に読む
「自分の十字架をとってわたしに従ってこない者はわたしにふさわしくない」という箇所を読んだとき、あなたの心はどう反応していますか?
「いや、行いは不要だと聞いている」とか、「信じるだけでいいはずだ」と言い続けるなら、いつまでも真理にたどり着くことはありません。
素直に読むという、たったそれだけのことが、何かの教理によって妨げられてはいないでしょうか?
党派心を捨てて、幼子のように読んでみましょう。
「命がけで従う者でなければ、イエス様にふさわしくない」そう読んでいいのです。
これこそが、真理の回復につながる読み方です。
聖書の言葉に、いつも「はい」と答える準備をして読みましょう。
今も昔も、「神学を知っている」という人ほど、聖書を読めなくなっていることを覚えてください。
教派の教えを手放す
「十戒は廃された」と教える教会の信者は、十戒を守りません。
反対に、「十戒を守りなさい」と教える教会の信者は、十戒を守ります。
当たり前のように感じるかもしれませんが、これはとても異常なことです!
なぜなら、人々が、神に従っているのではなく、人間に従っているからです。
羊飼いの声を聞き分ける羊だけが、正しい門にたどり着くのです。
そのためには、教派の教えを投げ捨ててでも、聖書に従わねばなりません。
今一度、自分が教派に従ってはいないか、信仰を探ってみてください。
これをしなかったために、パリサイ派やサドカイ派の人々は、自分たちの救世主を殺してしまったのです。
おわりに
今回、このような記事を書いたのは、聖書が次のように預言しているからです。
目を覚ましてください。
もう、この預言は成就しており、今やほとんどの教会で真理が語られていません。
あなたの教会では、どちらの教えがなされているでしょうか。
素直に聖書を読むなら、戒めが守られるべきこと、安息日が守られるべきこと、すべてを捨てて主に従うべきことが、はっきりとわかるはずです。
救いは、あなたと神様との一対一の関係です。
けっして第三者を通したものではありません。
あなたは今でもイエス様を愛していますか?
何を投げ出してでも、ついて行く覚悟がありますか?
それなら、今日、偽りの神学を捨てて、幼子のように聖書を読み始めてください。
正しいのは、いつだって聖書だからです。
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