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よちよちクリスチャンの聖書ノート

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幼子のようなクリスチャンの私が、幼子のような目で聖書から発見した真理をお伝えします。
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2024年7月の記事一覧

救いの恵みを失う、ただ二つの条件

はじめに私たちは、価なしに、神の恵みによって義とされると聖書は教えます。 ところが聖書は、ある二つの条件により、私たちがこの恵みを失う可能性があると教えます。 とても大切なことですから、ご一緒に確認してみましょう。 恵みを失う条件その1 自分の行いに頼るとき今の時代、律法によって義とされようとする人はいないかと思います。 けれど、罪を犯してしまう自分を見て「こんなことでは救われない」と考えてしまうことはないでしょうか。 気をつけてください、それは恵みから落ちようとし

「行い」に関する聖書の教え

はじめに人が義とされるのは、律法の行いによるのではないと聖書は教えます。 そのとおり、私たちが義とされるのは、律法の行いによるのではなく、信仰によるのです。 とはいえ、「行いに関する教えなど聖書にない」と言える人がいるでしょうか。 今日、それらの聖句を、一度じっくり見てみませんか。 もしかしたら、何か大切な発見をすることになるかもしれません。 行いに関する聖書の教え「このとおり、人が救われるのに、行いは一切影響しません」 と私が言ったら、信じますか? もちろん、信じ

「モーセの十戒」なんてありません

はじめにクリスチャンであってもなくても、「モーセの十戒」という言葉を、一度は聞いたことがあるかと思います。 ところが、聖書にそんな言葉は出て来ません。 これは人間の作った言葉なのです。 では、聖書はこれを何と呼んでいるのでしょうか。 ご一緒に確認してみましょう。 聖書にあるのは「モーセの律法」と「神の戒め」聖書には「モーセの律法」という言葉が何度も出て来ます。 「モーセの」と付くのは、モーセがこれを書いたからです。 一方、十戒には「モーセの」という言葉は絶対に使われ

本当のアブラハム契約

はじめに聖書は、神とアブラハムとの契約について教えます。 この契約は、祝福と御国を相続するというものであり、私たちがキリストのものであるなら、私たちもこの約束に与るのだと聖書は教えます。 ところで、この契約について、ある間違った教えが主流派の間に広がっています。 その間違いから逃れるためにも、今日、聖書の御言葉を確認しておきましょう。 アブラハムの契約アブラハムの契約は、聖書に繰り返し書かれています。 この契約は、一般に無条件であると教えられます。 というのも、契約

「現代の教会に当てはめてはいけない」という教え

はじめに次のような言葉が、現代の教会でよく聞かれます。 「聖書に書かれたことは、  誰に向かって語られたかが重要なのであって、  それを現代の教会に当てはめてはいけません」 もちろん、誰に向かって語られたのかを悟ることは重要です。 しかし、それを現代の教会に当てはめることは、本当に間違っているのでしょうか。 聖書から慎重に確認してみましょう。 耳のある者は聞くがよい聖書には、「耳のある者は聞くがよい」という言葉が何度も出てきます。 なぜそう書かれているのでしょうか。