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リアルでローカル路線バス乗り継ぎの旅をした。諫早~県界~鹿島バスターミナル~佐賀駅バスセンター~西鉄久留米

西九州新幹線問題を考えるため、在来線に並行する路線バスにも乗車しようと思いました。その乗車時の記録を書く記事です。

公共交通機関を競合関係だけで捉えるのは止め、全体をうまく活用していくという方向性の考え方と交通政策が広まってほしい。
だから私は

新幹線と在来線を両立できる策を模索してほしい

新幹線整備をするなら(誘致するなら)沿線空港経由にして広域鉄道網と国内航空網を連携し地方同士間の交流を促す見地を持って全国的に共有してほしい 

と繰り返しこのnoteでも訴えてきました。

その問題意識から実際に、今の在来線に加え並行する路線バスにも乗車しようと思い立った。その時の記録を書いていきます。

今回乗車した区間:
長崎県諫早市(諫早駅前)~福岡県久留米市(西鉄久留米)

西九州新幹線(九州新幹線西九州ルートまたは長崎ルート・長崎新幹線)は特に残念ながら感情論も渦巻く。少しでも事態が良い方向に向かうことを願っているので自分なりにも考察したい。実際に行くことで。

まずは乗車開始地点である諫早駅へ。

諫早駅通路
諫早駅改札口

諫早駅到着。7時40分頃のため朝の通勤通学混雑も見られた。


諫早駅駅舎
諫早駅東側出口を撮影

↑諫早駅舎(駅東側)。新幹線関連で駅前も工事しているようです。


諫早駅前
先ほどの写真の真後ろがこちら

↑諫早バスターミナル?但しバス停名としては「諫早駅前」とのこと。(関係者の方、詳しい方、「バスターミナル」と「バス停名」の正確な名称をご存じの方コメント欄でご教示いただけるとありがたいです)

このバスターミナルは諫早駅東側すぐそばにあります。とりあえず東側の出口を出ると見えますので遠方から来た方でも分かりやすいです。

とは言っても行くまでが、そして知るまでが難しいのがバスなんですよね。どこを走っているのか、どこにバス停があるのかいまいち分かりにくいのです。
これはバスを否定したくて言っているのではなく交通機関の性質としての話です。こういう性質もあり、「鉄道など無くてもバスでいいや」という愚かな判断になると、私のように遠方から来てくれる乗客や交通の需要を失うことになります。分からなくて来れないから。
今度この地域に「ふたつ星4047」という観光列車(D&S列車)が運行されるとのこと。観光列車ばかりに頼って良いのかと思いつつも、鉄道ならば遠方から来てくれる乗客にも対応できるという性質もあるので鉄道・列車を用いた観光事業も出来るのだと思います。

乗車記録
【諫早駅前~県界】

長崎県営バス県界
諫早のバスターミナルから出発するバス

↑長崎県営バスの 県界(けんざかい)行き に乗車。

長崎県営バス_県界
長崎県営バス県界バス停

↑終点の県界バス停。この近くに長崎本線あり↓

長崎県営バス県界と長崎本線

このような拠点的な場所で鉄道駅と路線バス停が接続すればいいのだが・・・

【乗車区間の記録】
時刻表上の時刻8:10発(多少遅れた) 諫早駅前
時刻表上の時刻8:55着(ほぼ定刻到着)県界
この区間の大人正規運賃:740円
ニモカなど交通系ICカード利用可能(2021年11月時点)


太良町コミュニティバス県界バス停

↑先ほどの長崎県営バス県界バス停から歩いてすぐ、古くて小さい橋を渡ってすぐ(距離にして約50m~100m程度)の所、佐賀県側の「県界」バス停です。
2016年6月放送の「ローカル路線バス乗り継ぎの旅第23弾 宮崎・青島~長崎・グラバー邸」の時は祐徳バスが佐賀県側の県界バス停まで運行されていた記憶があります。しかし、私がここに来た2021年11月時点では祐徳バス(停)の姿はなく、太良町コミュニティバスとなっていました。バス路線はあるとしても太良町内型の路線となったようで、より地域性が強くなり、さらに広範囲の移動に不向きな交通機関となってしまっています。

このことからもバスは地域性が強い交通機関(鉄道に比べ狭い地域内の移動に適する交通機関)だということを感じます。

何度も申し上げたいことですが、
鉄道はバスに比べ広域的な移動にも対応できる交通機関、バスは鉄道に比べ狭い地域内や短い距離の移動に適するが、反面広域的な移動には不向きな交通機関 という性質があります。
いい加減鉄道の価値や意義を「採算性」などに過小評価し、あたかも鉄道廃止を是とするような論調は止めてほしいです!!(そういう論調で言って来る者も少なからず・・・)
鉄道と路線バスを接続・連携し交通機関の垣根を越えた緩急接続・遠近分離を図る交通体系を築く観点や財源的な確保が必要だと思います。

次に乗る祐徳バス「竹崎入口」バス停まで約1~2km程は番組さながら歩いて移動しました。
(途中の道路の様子の写真撮れば良かったが撮り忘れた・・・)

【竹崎入口~鹿島バスセンター】

竹崎入口バス停

↑国道を北上し「竹崎入口バス停」に着いたのは着いたのですが、国道沿いのは太良町コミュニティバスのほうでした。祐徳バス鹿島バスセンター方面へのバスは国道ではないほうの道にありました。ここから再度バスに乗車です。

鹿島バスセンター
鹿島バスセンターに到着

↑鹿島バスセンター到着。

【乗車区間の記録】
時刻表上の時刻 9:30発(ほぼ定刻)   竹崎入口
時刻表上の時刻10:19着(数分遅れだった)鹿島バスセンター
この区間の大人正規運賃:830円
ニモカなど交通系ICカード利用可能(2021年11月時点)


【鹿島バスセンター~佐賀駅バスセンター】

鹿島バスセンター発
鹿島バスセンターを出発

鹿島バスセンターを発(た)ちます。諫早駅前から鹿島バスセンターまでと同様概ねJR長崎本線に並行する経路です。

申し訳ございません。鹿島バスセンター発の終点佐賀駅バスセンターでは写真を撮り忘れましたので割愛します。

【乗車区間の記録】
時刻表上の時刻11:20発(ほぼ定刻)
鹿島バスセンター
時刻表上の時刻12:35着(佐賀市街地での渋滞等で約10分遅れ)
佐賀駅バスセンター
この区間の大人正規運賃:1000円
ニモカなど交通系ICカード利用可能(2021年11月時点)


【佐賀駅バスセンター~西鉄久留米】

佐賀駅バスセンターでは昼食を摂ったことなどから投稿するための写真を撮り忘れてしまい申し訳ございません。こういうブログ的投稿をする上では失態でした・・・。

佐賀駅バスセンターから西鉄久留米へ向かう路線は西鉄バスで2系統あります。
一つは途中まで長崎本線に並行する系統で 40番
もう一つは長崎本線に並行しない45番

私が今回乗車したのは並行する40番です。

西鉄久留米(バス)
西鉄久留米に到着した40番のバス

↑終点西鉄久留米バス停です。西鉄電車の西鉄久留米駅併設です。

【乗車区間の記録】
時刻表上の時刻13:04発(数分遅れで発)    佐賀駅バスセンター
時刻表上の時刻14:20着(約9分程度遅れて到着)西鉄久留米
この区間の大人正規運賃:940円
ニモカなど交通系ICカード利用可能(2021年11月時点)

記事終わりに

乗車記録を記事にしてみました。本当は乗車中に「こうしたら良いのでは」などと並行在来線問題や交通問題に関する考えはありました。タイトル画像はその時に考えた概念を図に表したものです。
しかし、実際に記事に書いてみるとそこまで書き表すのが難しく、写真の掲載と乗車記録を書き出すので精一杯でした。

また次の機会に西九州新幹線に関する並行在来線問題への対処法を考えたことを描き出し記事投稿したいと考えています。新幹線と在来線を両立出来るようにすることが西九州新幹線問題の円満的解決につながる大きな鍵です。


記事最後に、念のためもう一度タイトルで掲載した画像を再掲させてください。記事内容と画像内容が合っていない気もしますが、私が皆様にお伝えしたかったのはどちらかというとタイトル画像で描いたような内容です。

吉川急行電鉄_路線図_鉄道とバス
鉄道とバスが接続・連携する概念を描いた路線図


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