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覚悟と団結の力

CSセミファイナルの琉球-島根戦が昨日沖縄アリーナで行われた。Game1は琉球が20点差以上のビハインドを詰め見事に逆転勝利。そしてGame2は一進一退の攻防が続きどっちに転がってもおかしくない状況だった。しかし琉球のエバンス選手のブザービーターで劇的勝利を飾り初のファイナル進出を決めた。

あの試合をバスケットライブで見ていたが、最後のブザービーターは思わず声が出た。そして決まった瞬間8000人近い人が歓喜したあの場面は、未来の新B1が思い描く様子何だろうと思った。

この試合を見て思ったのは、琉球の「団結の力」と勝利に対する執念であった。琉球は5年連続B1西地区を優勝していながら、毎年セミファイナル止まりであと一歩が届かなかった。5年間のファイナルに対する想い、もどかしさが何が何でも今年は勝つという執念に繋がり最後劇的勝利を飾ったんだなと思った。

これは仙台にも似たようなことが言える。仙台は初年度に降格して以降ずっとB2の沼にハマり続けていた。あと一歩…あと一歩が届かなかった。その想いと執念が前面に出たのが香川とのGame3だったと思う。終始仙台ペースでバーレル選手は30得点以上をマークしたくさんのダンクを決めてきた。守りでも香川の良さをどんどん潰し見事B1昇格を勝ち取った。

香川と島根に足りないものは何かと考えれば、恐らくこういった執念や想いが琉球や仙台と比較すると負けていたのかもしれないと考える。もちろん香川も島根もそういった想いはあった。だからこそ香川は初のB2西地区優勝を勝ち取ったんだし島根も初のCS進出をもぎ取った。けど、まだ強い思いを持ったチームが上がいる。そういった面でも勝っていかないといけないのかなと思う。

そして、そういったものは一朝一夕では醸成されない。時間をかけて選手スタッフの方々はもちろん、ブースターも同じ思いを共有し拡散して醸成していかなければならないだろう。来シーズンは香川も島根も勝利に対する執念や想いが今シーズン以上に強くなっていくと良いなと思った。

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