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つながり

SNSなんてなかった時代。

メールが来た瞬間。既読なんてつかないからすぐひらくの。じっくり読むの。

どんな絵文字がついてるかな、どんなお返事かな。って、一文字一文字丁寧に読む。

返信のReを消して、ひとつひとつに返事をする。

画面を通してつながっていられるんだって。幸せだった。

話し放題の電話(ウィルコムだっけ?)でお互いで同じテレビみながらただつながっているだけの時間。顔が見えない分、音でドキドキしたり。

声でドキドキして。

どっちかが寝たら電話切ろうね。


って。懐かしいなぁ。

いまの学生とかもしてるのかな。


簡単に繋がれる時代。便利だけど、不便だった時代も、それはそれで楽しかった。声だけでも愛おしかった。安心できた。声だけだからこそ、会って顔を見れた時、温もりを感じられた時のドキドキ感。

懐かしいな。

簡単に繋がれる分、今は疑心暗鬼になってしまうこともある。逆にいいこともあるけど。


この世界情勢で尚更思う。電波を介して繋がれることもすごくいいけど、やっぱり目を合わせて、手を触れ合わせて、脳と身体と心で相手を感じ取れることって、最高の幸せなんだな、


と。


会いたいな。

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