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読書記録:猫による「22世紀の民主主義」のメモと寒い日はサウナだなという指差し確認。

日曜日は急に寒くなって気温は7度まで下がり、冷たい雨の一日。こんな日はできれば家から出たくないのだけど、せっかく予定がなかったので勇気を振り絞って久しぶりに渋谷のSAUNASへ行ってたっぷり2時間温まってきた。

最近は720円で入れる銭湯系サウナで満足していたけど、やはり広くてヒーターが大きくてタオル使い放題でロウリュできる方がいいに決まっている!!!ってたまに行くと思い出す。サウナシュラン2023に6位でランキング入りしてしまったので混んでいたらどうしよう、と恐れたけど杞憂だった。いつまでも混まないサウナスでいてほしい。混むのは男湯だけで・・・という至極自分勝手な願いも添えておく。

ちなみに、サウナスは行く前に混雑度合いが確認できるのがとてもありがたい。

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サウナスは外気浴をする空間が半分くらい屋外なのだけど、今日のような寒い日に裸でしとしとと雨に打たれながらの外気浴は一瞬で体が冷える。(スクランブル交差点に全裸で座っていたら寒いのと同じなので、当たり前なんだけども)ただ、サウナスの場合は寒くなったらまたサウナ室に戻ればいいだけなので何も怖くないのと、その温度差はものすごく気持ちいいので寒い日ほどサウナに行くべきだとわかった。

実は来年2月に野尻湖畔にある The Saunaを予約したものの、雪の中で入るサウナはいくらなんでも寒いんじゃないか、、、水風呂で心臓止まりかねないし、そもそも雪が深くてたどり着けないんじゃないかと不安になっていたのが、勇気が湧いてくる。フィンランドの人はサウナから出たら雪の中にダイブするというし、それを長野県で出来るとしたらお得な気もするから行ってみよう。ああ、楽しみ。スタッドレスタイヤだけ手配するのを忘れないようにしよう。

そして、すっかり気分がスッキリしたあとは、大好きな成田さんの本をずっと積んでたのを読了。

頭良すぎて誰も突っ込まないけど成田さんはこの本の見出しを書くにあたってはラッパーになっていて、韻を踏んだ構成になっている。

民主主義との闘争
あるいは、逃走
そして生き抜くための構想

ワカメ流解釈を加えた成田ラップ

Yo Yo Yo。

さて、最後の構想のところが特に面白いので雑にまとめると;どうせ選挙も不完全すぎる仕組みだから(SNSに煽動されたり、多数派が票を多く持っているという予定調和)、むしろ国民から細かいデータを平素から大量に収集し、選挙ではなくてアルゴリズムに政治は任せよう(無意識民主主義)、政治家の席はネコにでも任せておきましょうよ、というお話。

これを読んで思ったのだけど、私には日頃から「ワカメさん、なんの仕事をされてるんですか?」って聞かれた時に一瞬迷ってから、「いや、ニコニコしてるだけなんですよね」って答えてしまう時があって。もちろんそれだと会話として成立しないから、相手の求めているものに合わせて「管理職をしています」とか「テック系企業でプラットフォーム事業に関わってます」とか、「ワーキングマザーなんですよね」と返したりする。特にこだわりはないので、できるだけ相手がすんなり受け取れるように加工して。

というのは、実は仕事の現場では多くの意思決定はもう自動化されていて、毎日の仕事でもアルゴリズムが弾き出してくれると言うのがいっぱいある。売上の予算だとか、このままナリで行くといくらに着地するだろうという予想とか。新卒で入社した頃は売上予想を毎週話し合う会議とかがあったけど、それももう(ほとんど)いらない。それで私はその計算結果を見て「いやー、それはないわー」って思う時は指摘・上書きし、多くの場合はただ見守っている。そしてそれ以外の時間は、チームのみんなが元気かな?というところにアンテナを立てて、ニコニコと暮らしているだけなのだ。

だから、もしかして私がいるような民間レベルで、企業の中の政治っていうのはすでにネコ化が進んでいるのかも、と思った次第。

でも、それでいい気がする。自動運転が一回事故を起こしただけでワーワー問題扱いするのに、人間がアクセルとブレーキを踏み間違えて歩道に乗り上げてしまうようなエラーにはやたら寛容であるようなのはバランスが悪いと思うし。計算はアルゴリズムに任せて、私たちはサウナに行ってここぞという時のために意識を整えておけばいいのではないかにゃあ。

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