見出し画像

2022以降難化傾向の『北大理系数学対策』

2022年 / 2023年と激難化している北大数学。
解いた所感としては、京大数学よりも点数の取りにくいセットであるように感じました。

ここでは数学の難易度が宮廷上位レベルと化した北大数学にどのように対策するかについて考察してみようと思います。

非医合格ラインまで(2完3半程度)

まずは非医合格ラインである「2完3半」を目指すにあたって、行うべき参考書を紹介します。

典型問題の暗記作業は必須と言えるでしょう。
青チャートやサクシード等、基本的には学校で配られた物を3周する程度で構いませんが、青チャートは分量が多いこと、サクシードは解説が薄すぎることがデメリットと言えます。

個人的には一冊目には以下の参考書をお勧めします。

【黄チャート】
青チャートより必要な問題が厳選されている印象があります。
青チャートにしか載っていないようなレベルの問題は次の問題集で演習していけるので、とりあえずはこれ一冊完成を目指すのが現実的でしょう。
解説が充実しており、初学向きでもあります。

【基礎問題精講】
黄チャートと同様に問題が厳選されています。
何より薄いため、挫折しにくいのがポイントです。
裏を返せば、解説の充実度がそこまで高くないので、初学向きではありません。

このどちらかを8月の終わりまでに終わらせられれば、アドバンテージになるでしょう。(IIIまで)

ここからは演習書です。
少し難易度は上がりますが、以下の参考書で演習するといいでしょう。

【理系数学の良問プラチカ】
現北大入試で完答すべき難易度の問題が収録されています。
問題ごとに解法パターンをノートにまとめるなどして勉強するといいでしょう。
大数のスタ演や入試の核心(難関大)等、さまざまな問題集がありますが、こと現状の北大数学についていえば、プラチカが最適解な気がします。

医学科レベル(4完〜)

ここからは上記の参考書を終えている前提で話を進めていきます。
4完以上を目指す場合、プラチカまででは太刀打ちできない問題まで、安定して解けるようになる必要があります。

具体的には、名大 / 京大の標準〜難レベルの問題 / 東大の標準レベルの問題と考えておくといいでしょう。

ここでは、あくまで自習向きの参考書を紹介してみます。

【上級問題精講】
一日2問程度で十分かと思います。難問を解き崩すための思考力を養うための問題集です。
一問一問しっかりと考える時間を作ることが重要です。

【京大数学27ヵ年】
北大入試とは少し毛色の違う問題に見えるかもしれませんが、ゼロから方針を考えさせる問題が多く、難問を解く上で必要になる能力を養うのにはうってつけです。(割とおすすめ)
解説の再現性は上級問題精講に軍配が上がるので、それが終わった後、余裕があれば行うとするのがベストかと。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?