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イギリスへのビザ申請は簡単なのか考える

2020年秋にStudent visa (旧Tier4) を取得したえぬいちです。念願のイギリス渡航が決まって、これからビザ申請を始めようとしている方に役立つかもしれない情報をご紹介します。

***注意***

イギリスに限らずビザに関してはそもそもの種類が多岐に渡る上、頻繁に審ルールの変更が行われます。この記事を含め、日本語で閲覧できるwebページの多くは最新情報とはいえないものがほとんどです。あくまでも、昔のことかもしれないということを念頭に情報を集め、最終的にはイギリス政府のウェブサイトにて最新情報を仕入れてください。

ビザ申請は難しい!?

いきなり曖昧な答えになりますが、事実なのでためらいなく言います。ビザの申請が難しく感じるかどうかなんて、ひとそれぞれです。

ただ、あくまで個人的な見解ではありますが、イギリスへのビザ申請を難しいと感じる人が多数派だと思います。ビザ申請代行ビジネスやビザ申請サポートの付属する留学斡旋ビジネスの存在がそれを裏付けているのではないでしょうか。

ちなみにもしもビザ申請が誰にとっても簡単だと感じたら私はこんな記事は書きませんよね笑

ビザ申請に英語力は必要?

はいこれは愚問ですね。日本以外の国家のビザに申請する以上、それなりに英語ができないと話になりません。ビザ申請に必要な英語力は書類を読み込むReading力と提出用紙に記入する際のに使う若干のWriting力です。ちなみに、ネット上では面接があったという情報が散見されますが、私の場合はなかったです。

さて、例えば私のような長期滞在の場合は、そもそも英語の試験で一定スコアを取らなければビザ申請ができません(若干の例外あり)。私の場合は、申請時点でIELTSのReadingで7.0くらいでした。この程度の英語力ですと、たまに辞書で意味を調べて、書類の読解に少し疲れるくらいでした。

中には、短期留学ビザや配偶者ビザ申請の方で「そもそも英語なんか無理だ!」、「だからこそイギリスに行くんだ!」という人も多いと思います。正直、そういう方は全てを一人で準備するのは精神的な面も含めて難しいと思います。最近ビザを取得した人や英語が得意な知人に頼る、さらには留学斡旋業者や代行業者の利用を視野にいれるのも悪くないです。

以上が最初に立ちはだかる壁です。

審査不合格の恐怖

次に問題なのはビザ申請に落ちるかもしれないという精神的な苦痛です。ネットで情報を集めるとビザ申請に敗北したという報告がそれなりに目に入ってくるので恐怖心を煽ります。どんなに英語に自信があっても逃れられないでしょう。受験の願書を提出するときに、何度チェックしても不安になる緊張感と似ています。

さて審査に落ちたら何が問題かといえば、それはシンプルに時間とお金です。

ビザの申請手数料はビザの種類にもよりますがいずれも高額です。もしビザに落ちたら、再び数万円の申請手数料を払わなくてはなりません。さらに、2回目、3回目で合格するかどうかも保証はありません。残念ながら、一度申請に落ちた場合は、次回以降の審査が厳しくなると言われています

また、ビザの申請は申請したら即発行!みたいな手続きではありません。ビザの種類、混雑具合、優先サービスの利用などによってかなりバラツキがありますが、早ければ一週間以内、数週間から1ヶ月以上かかることもザラだと思います。ちなみに私の場合は、コロナウイルスのせいで手続きが著しく遅れていて、優先サービス付きで3週間でした。もし、ビザの申請に落ちたら、1ヶ月以上もの時間を失うことになりかねません。

以上、少し大げさだったかもしれませんが、実際に私は日頃の定期試験や入試よりも緊張しました。なにせ、一つの書類漏れも許されませんから。100点しかダメってのはかなりのプレッシャーです。

ビザセンターの正体

イギリスのビザを日本国内で取る場合に利用するのがビザセンターです。実はこれ、ドバイに本部を置く普通の企業にイギリスが業務委託しているんです。

つまり、ビザセンターのスタッフはあくまでもイギリス政府と申請者の窓口に過ぎません。私が利用した際は全員日本人でした。そのこともあって、スタッフは基本的に重要なアドバイスは何もしてくれないと思います。スタッフの最大の業務はマニュアルから沿れずに円滑にビザ書類を受け取ること。Googleマップを見るとビザセンターの評価は芳しくないですが、スタッフは毅然と、かつご丁寧な対応をされていたと思います。

良くも悪くもビザセンターは責任を負えない立場にあり、申請者のセーフティーネットにはなりえません。なので、スタッフに過度な期待をしてしまって、センター側のサービスを無責任だと逆ギレするのはお門違いも甚だしいということは忘れないでくださいね。感謝、感謝。

もし、何か確実な返事がほしい質問事項があれば、有料かつ英語対応にはなりますがイギリス政府へ直接問い合わせる他にないと思います。結局、全てのミスの責任は自分でとらないといけない、というのが第三の困難でした。

まとめ

少し長くなりましたが、ビザの申請を難しいと感じる原因を以下の3つでまとめてみました。

語学力の不足 / 審査不合格の恐怖 / 全ては自己責任

イギリスのビザ申請は英語が苦手な人がもちろん、多くの人にとって精神的にハードルの高い手続きだと思います。ただ、イギリスで生活する上ではどちらにしろ必要になるような能力も含まれていますので、ある程度は自分で進められる方が理想的ですよね。がんばって乗り越えてください。

それでは、また今度。

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