夕刊の記事から考える。「独州議選 極右が第一党」に思う。

昨日の夕刊の記事にドイツの選挙結果に関する記事が掲載されている。

ドイツ州議選、極右が初の第1党に ショルツ与党敗北 - 日本経済新聞 (nikkei.com)

最近のトレンドとしてEU圏で「極右」が台頭しているという記事が掲載される事が多い。「極右」という響きには危険なナショナリズムという印象が付きまとうが、実際は、左派的な政策によって極端な移民流入の容認や、環境政策が受け入れられなくなっていることが要因であると考える。

ロシアによるウクライナの侵攻以降、最も影響を受けているのはドイツである。脱石炭・脱原発という理想主義はエネルギー安全保障上のリスクとして発現してしまった。

少し興味深いのは、「左派的な政策」を打ち出す政党が与党で、その政策にアンチを唱える極右が野党として、対抗馬になっている点である。こうした現象は実は現代史を考える上で興味深い題材であるが、紙幅の都合から一旦以上としたい。

以上。

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