引用・転載 ”重大な岐路に立つ日本:いま戦間期の歴史に学ぶこと”
潮 匡人さんの論考より抜粋。
現代史を考察する上で、盲点になるのが、1920年代の世界、すなわち、第一次大戦、第二次大戦の間の時期である。1920年代の世界は「軍縮」に向かっていた。
日本は当時「孤独な帝国」だったが、確実に国際社会で地位を固めていた。
(この”孤独な帝国”については、草思社文庫から興味深い本があるので、別途考察を深めたい)。
第一次世界大戦で勝利した日本は、国際社会において、少なくとも「平和」であり、現代風に平たく言えば、「おいしい」ポジションにあった