キングダム から学ぶ現代の戦い方
今回は漫画「キングダム」を読んで感じたことを書いていきたいと思います。今回の記事を読むと、新しい視点が手に入ります。
<俺たちは負けない>
キングダムのあるシーンを紹介します。
これから紹介するのは、天下の大将軍を目指している、主人公 信が、朱海平原の戦いで仲間に向かって叫んだシーンです。
この場面はどういう状況であるかと言うと、信が率いている飛信隊が絶体絶命のピンチに陥ってしまい、援軍もなく、食料も尽きていて、今日これから起きる戦いでいよいよ自分たちは負けてしまうかもしれない。仲間たちもこれから戦う巨大な相手に、戦うことすらあきらめてしまうという場面です。
そんな絶望的な状況の中で、八千人の仲間を率いる隊長の信が、みんなに呼びかける言葉を紹介します。
<主人公 信がみんなに語りかける言葉>
↓
お前たちの中にはもう知らねえ奴もいるかも知れねえがこの飛信隊は百人隊から始まった
ずっと無茶な戦い方繰り返して武功あげて隊もでかくなってって
だけど、まだまだだ
俺は天下の大将軍になる男だ その刻には俺の下には数十万の兵がいる
俺はその刻さっきみてぇな事を数十万の兵達に言いてぇんだ
朱界平原で戦った八千人隊が奇跡を起こして勝ったって
だから天下の大将軍までつながったって
今は仕切る将軍も居なくなって総大将にも無視されて援軍もなく食い物も尽きかけてて腹は空かして
だけど飛信隊が奇跡を起こして勝ったって言いてぇんだ こんなところで終わってたまるかよ こんな所で終わらせるかよ 絶対に終わらせねぇ
力を貸してくれ飛信隊
このシーンを漫画で読んだときに、胸が熱くなり、泣きそうになり、とても大きなパワーをもらいました。こんな言葉をかけられたら、すごく勇気が出て、前に進んでいこうと思える言葉ですよね。
▼困ったときは、主人公補正をかけていこう
信が語ったセリフの中では、未来からの視点をとりいれた話をしています。
今は大ピンチだけど、未来からみたら、こんなことがあって、こういう風だったっていう視点ですね。
困難な時やピンチになった時って、どうしても目の前のことで一杯になりがちですけど、こういう未来からの視点でみると、自分のことを客観的にみることが出来、冷静に対処方法を考えることが出来るんです。
あと主人公補正を自分でかけるってすごく有効ですよ
漫画でどんなに大ピンチであっても、主人公って死なないですよね笑
むしろピンチがあった方が、読者は読んでいてドキドキして面白いし、今後の展開が気になるし、ストーリーとして魅力を感じる。
自分に主人公補正をかけると、まるで漫画を読んでいるかのように、自分は主人公だから大丈夫って思える。むしろ困難なことがあった方が、このあとの展開が面白くなるぞ、なんていう視点で物事を考える事が出来ます。それに主人公ってみんなに応援されるので、困難な時ってむしろ、ファンを増やすチャンスというふうにとらえることも出来ますね。
▼個人より、チーム(仲間)でやっていこう
いまの世の中、情報がたくさん発信され、個人で発信している人も多くいるので、情報や知識というのは、とても簡単に手に入ります。そのため、よく言われていることとして、情報そのものの価値ってすごく下がっているんです。ここからは少しビジネスの視点で書いていきたいと思いますが、個人で発信して集客する、個人で販売するっていうのは、どうしても限界があって難しい世の中になってきているんですね。
10年ぐらい前ですと、強烈なリーダシップを持った人がみんなを引っ張っていったり、あの人の知識を学びたいから、みんながついていく。そういう時代は確かにありました。カリスマとか呼ばれていた人たちですね。
でも今の時代はそうではない。一人が個で発信するというよりも、みんなで協力して、発信をしていく。一人がみんなを引っ張のではなく、応援される人がみんなから支持をされていく。この人応援したいな、この人のキャラなんか素敵だから応援したいな、という気持ちが大きなパワーを生むんですね。
この前、連載が終了した漫画「鬼滅の刃」では、無限城の戦いで、その場に居合わせた仲間が力をあわせて、敵にむかって戦っていました。
一人では勝てない鬼でも、複数で協力して連携して戦う。こういうのが今はみんな受け入れやすいんです。
冒頭の信の話に戻りますが、信は 「力を貸してくれ飛信隊」
と叫びます。自分一人ではなく、みんな力を貸して、一緒に戦ってくれと言っているんです。
また、キングダムでは信が戦いでピンチになったときにやられそうになっても、何度も何度も立ち上がります。
なぜ立ち上げる事が何度も出来るか??
それは信が一人で戦っているのではなく、亡くなった昔の仲間や友人と一緒に戦っているからと描かれています。
一人ではなく、みんなで協力して戦う
現代では、発信することやビジネスも一人ではなく、みんなで協力してやっていこうという世の中です。
キングダム、こんな視点で読んでみると、また違う面白さを味わうことが出来ると思います。漫画から学べることってすごく多いんですよね。
今回のシーンは、53巻に掲載されているので、ぜひチームで戦っていくという視点から読んでみてください♪
(画像引用:キングダム53巻)
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