蕎麦(そば)屋の店主がつぶやいた、何気ない一言に思わずハッとした
先日、とあるお蕎麦屋さんに行ってきて、人生初のそばづくり体験に行ってきました!
定年退職後に、蕎麦(そば)屋さんを始める
今回そば打ち体験を教えてくれた店主は、定年退職後に自分で一から勉強してお店を始めたそうです。なぜ定年退職後に未経験でお店をはじめてみようと思ったのか聞いてみました。
「自分の力で一からはじめてみたかった。今までは上司のために、会社のために頑張って働いたが、定年退職したら自分の好きな事に挑戦したくなった」
そのエピソードを話している表情は、凄くいきいきとしていたので、人生一度きりだからやっぱり自分がやりたいことに挑戦するのはとても大事なことなんだと感じました。
未経験でお店を始めた店主が大事にしていたこと。それはデータを重視する事です。
部屋の気温・湿度・当日の天気を毎日計測し、粉に混ぜる水分量がどの分量が最適かを知るために、繰り返し実験。
次第に最適な水分量のデータが分かるようになり、そばづくりに最適な独自のデータ表を完成することが出来たそうです!
当日の体験会では、そのデータ表を基に、粉に混ぜる水分量を決めていき、いよいよ、そば作りの体験がスタートしました!
そば作り開始
粉に水分を入れた後、何度か混ぜ、まん丸の形をつくっていきます
そば粉を伸ばす作業をします
12時の方向に何回、2時の方向に何回、10時の方向に何回と伸ばす作業をし、円になった粉を回転させて、大きなキレイな円をつくっていきます。
その後、四角い形を目指して、作業をしていきます。
そば粉をクルクルまき、厚さを調整したり、大きさを調整する作業を繰り返し行いました。
この厚さを調整したり、大きさをそろえるのが難しかった……
最後は店主の職人技で、キレイにしてもらいました笑
開始してから、そば粉を切る作業が出来るまで、1時間半~2時間ぐらいかかりました。(結構力を使うので、途中休憩が必要です)
そば粉を切る道具を使い、そば粉を細く切っていきます。
途中、集中力がきれていく・・・・
一定の間隔で切るのって、思ったよりも難しい
なんとか………
頑張って最後まで切りました!
そして、最後は、店主自ら蕎麦を茹でてくれました!!!
氷水の準備
美味しくいただきました♪
そばづくりをしている間、店主が途中で何気なくつぶやいた一言がとても印象に残ったんです。
「今日は、はじめてのそばづくりの体験で慣れない作業だから、どうしても力が強く入ってしまって、難しく感じるかもしれないですね。でも継続して続けていると、余計な力が抜けて、良い意味でリラックスする状態が出来るので美味しいそばがつくれるんですよ~♪♪」
なるほど!!
確かに!
そば粉を伸ばすときに、きちんと伸ばそうと力んでしまい、私は場所によって厚みが違ってしまうところが出来てしまったけれど、店主が伸ばしたそば粉は厚さが均一に統一されていて綺麗でした。見た目だけでなく、厚さは茹で時間にも影響するので、そば粉を伸ばす作業の力具合で大きく味に影響してくるんですね。
そして、先ほどの店主がつぶやいた「続けていると余計な力が抜けて、良い意味でリラックスする状態が出来る」
これは、そば作りだけでなく、他の事にも言える事だなぁ~って思ったんです。
ブログの記事を書く事、仕事で新しくやる作業、新しく始める運動などなど・・・
新しく始めることって、最初の内は慣れないからか、余計な力が入ってしまって、やる事自体が最初は大変に感じてしまうことがありますよね。
でも続けていくと段々コツがわかってきて、力の入れ具合が分かってくる。そうすると疲れる事も少なくなるし、その状態が続くと体の余計な力がぬけてリラックスしていても続けることができます。
最初の内は少しぐらい大変でも、自分がこれを続けたいって決断したものについては、まずはやってみるというのが大事なんだと再認識することが出来ました。
蕎麦屋の店主さん、そば打ち体験ありがとうございました。
持ち帰ったそばは、今日も我が家でおいしくいただきました♪
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