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2021年8月の記事一覧

「たけし、さんま、所の『すごい』仕事現場」吉川圭三

「たけし、さんま、所の『すごい』仕事現場」吉川圭三

「平成の茶の間の時間を作り続けた男」
 「平成の茶の間の時間を作り続けた男」、と呼んでも過言ではない。それがこの本の著者、吉川圭三さんである。その代表作を見れば「世界まる見え!テレビ特捜部」「特命リサーチ200X」「恋のから騒ぎ」「踊る!さんま御殿」「笑って!コラえて!」とテレビ界における王者・日本テレビの立役者の一人とも言えるだろう。

 その吉川さんは現在、ドワンゴにおいてエグゼクティブプロデ

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阿佐ヶ谷ヤング洋品店Vol.20「水道橋博士生誕祭 59才 真夏の大冒険 年表の鬼!」

阿佐ヶ谷ヤング洋品店Vol.20「水道橋博士生誕祭 59才 真夏の大冒険 年表の鬼!」

水道橋博士が59歳の誕生日
 2021年8月18日ー。
 この日、我らが水道橋博士が59歳の誕生日を迎えた。
 同時に今年の3月18日に旗揚げをした「アサヤン」はわずか6カ月で20回の回を重ねることになった。

 YouTubeの登録者数は2万人に達したようだが、これはまだ、入り口に過ぎない。私自身も本格的にYouTubeをやり始めて1年ぐらいだが、少しずつYouTubeの特性も見えてきた。その一

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阿佐ヶ谷ヤング洋品店Vol.19「博士の奇妙な礼太郎〜ドクター・ストレンジラブ〜」

阿佐ヶ谷ヤング洋品店Vol.19「博士の奇妙な礼太郎〜ドクター・ストレンジラブ〜」

5年後には紅白のトリを務めます! 「奇妙礼太郎の、奇妙なる文脈とは?」
 今回のアサヤンの見どころであり、楽しみ方はここではないか。

 「ドクター・ストレンジラブ」の副題がついているが元ネタはスタンリーキュブリック監督の「博士の異常な愛情」の原題からの掛け言葉であるが、丁寧に言えば、「水道橋博士の奇妙礼太郎への異常な愛情」とも言える。ではその熱の入れようとはいかほどのものか?博士は、このアサヤン

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阿佐ヶ谷ヤング洋品店Vol.18「8.4 MANESHIAI 天才・松村邦洋vs遅れてきた天才・よしえつねお」

阿佐ヶ谷ヤング洋品店Vol.18「8.4 MANESHIAI 天才・松村邦洋vs遅れてきた天才・よしえつねお」

これをやりたくてアサヤンを始めた!
 「天才とは多作である。」
 この言葉に出会ったのは作家・村上龍さんのインタビューではなかったか。(誰が最初に唱えたのかは分からないが。)世に溢れる天才論、天才にまつわる言葉はあるのだろうが、個人的にはこの定義が気に入っている。ピカソ、モーツァルト、黒澤明、阿久悠、筒美京平etc.イチローさんが最多安打を放ち、かつ継続して結果を残す。業種によっては「作品」の形は

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