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映画プペルのクラファンの問題点と改善方法

このnoteは2020年2月29日のオンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』への投稿をもとに作成しています。

スマホを機種変した際に「落としても簡単には割れない」がウリの最高級のカバーを買って、3日目で割れたキングコング西野です。
#世界はまだまだ不思議がいっぱい

さて。
今日は『映画プペルのクラファンプロジェクトの問題点と改善方法』についてお話ししたいと思います。

3日前にスタートした『映画「えんとつ町のプペル」を全国の子供達にプレゼントしたい』というクラウドファンディングは、現在、548人の方に御支援いただき、587万1200円が集まっております。
本当にありがとうございます。

このクラウドファンディングは打ち上げ花火的に派手におこなうのではなく、地味にじっくりコトコトと1年間(映画公開後も)続けようかなぁと考えております。

このような長期企画は、常に現状を整理し、システムを改善し続けることが、とってもとっても大切です。
企画ページを立ち上げて、「あとは野となれ山となれ」というわけにはいきません。

そこで。

まず、僕らが、この企画において認識しておかなくちゃいけないことがあります。

それは、

『今回のクラウドファンディングは、「お金」ではなくて、「お客さん」を集めているので、それなりに難しいチャレンジである』

ということ。

お金を集めるのであれば、リターンで「西野の講演会の権利」などを出せばいいのですが、今回はそうではありません。 
『講演会の権利50万円×○○個』というリターンを作っても仕方がないわけですね。

今回は、クラウドファンディングを通して「シリーズものでもない。まだ誰も観たことがない映画」のお客さんを集めなければなりません。    
そこには『映画プペルを観たい人』が確実にいなければなりませんし、その上で、『映画プペルを観せたい人』がいなければなりません。

「1日で目標金額達成~!」みたいなことはできないんですね。

映画を観たい施設を一件一件掬い上げて、
一件一件マッチングしていかねばなりません。

僕がこれまで仕掛けたクラウドファンディングの中では、もっとも難易度の高いチャレンジです。

ザックリと「集金は簡単だけど、集客は大変」と認識しておいていただけると助かります。

そのことを踏まえた上で、話を続けます。

改善点はどこだ?

今回のプロジェクトで改善しなきゃいけないポイントは、今現在、2つあると思います。

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