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持ちこたえることの大切さ。

今日は観音さまの日。
今日は十一面観音さまをご供養しました。
十一面観音さまは疾病消除のご利益もある方。
除病、疫癘、息災、福徳のために拝まれます。

十一面観音さまは、何て言うのか、
クリスタルクリアな感じ。
冷静で硬質で知性的で清らかです。
結構厳しい感じのある方ですね。

いろんなお姿の観音さまがいらっしゃいますが、
どなたも見た目の優美さから優しそうに思われがちですけど
実は押さえるところをきっちり押さえる強さがおありです。

観音さまより実はお地蔵さまの方が母性的な優しい感じは
強いかもなあ、と思ったりすることがありますよ。

今月の地蔵会の申し込みは20日までです。
どうぞよろしくお願いします。

いろんなことを行おうとするとき、実現化には
この世界ではある程度の時間がかかります。

昨今はいろんなことが効率化され機械化されて
リクエストが瞬時に対応されることが増えてきました。

昔は何日もかかって手紙をやりとりしていましたが
今やメールやメッセージなどは即座に相手のところに届きます。

商品を送ってもらうのにも何日かかかっていましたが、
今やAmazonに在庫さえあれば数時間で届くこともあります。

LINEの返事をすぐにしないとトラブルになるという
ティーンエイジャーの慣習が問題になったこともありましたね。

それだけ世の中は即時性を求める傾向が強くなっています。

でも自分の心の中から変わっていこうと思うとき、
その変化は徐々に現れます。

種から芽が出るにも、擦り傷が癒えるにも
ある程度の時間は必要です。

水をやって芽がでないからといって何度も掘り返したり
傷が治っていくのを見ようとして
絆創膏やかさぶたをはがしたりしていては、
出るものも出ないし治るものも治りません。

「人事を尽くして天命を待つ」という言葉がありますが、
これは「人としてできる限りのことを尽くしたら、
あとは静かに天の意思に任せる」心境のこと。
結果がどうなるのかは人の意思を越えたところにある
ということなのですが、
「やることやったら十分に期が熟するのを待て」
ということでもあります。

変化が現れるときというのは、どうなるかわからなくて
じりじりするような焦燥感や
強烈な違和感を感じることもあるでしょう。

不安や焦燥や違和感、不信感や重圧。
わからないという思い、どっちに向かえばいいのかという迷い。
いつもならすぐに手放してしまいたくなりますが、
人事を尽くした後のこの時に、こういった感覚や感情の中に
敢えて身を置くことで養われるのが胆力というもの。

このやり場のない感覚を持ちこたえて好機を待つのはとても大事です。
十分な実りを待ち、好機に最上の結果を手にしたければ、
焦ってその不快な感覚から逃れるのは得策ではありません。

これもまた忍辱というもの。

変化の中にいる時に、自分の中にわからない思いや疑問、
違和感を持ち続け考え続けることには意味があります。

変化し終わった時の自分にならその答えが
別の次元で理解できるかもしれません。

それを無意識ではわかっているからこそのその感覚が
あるのでしょう。

そしてこれもまた、一人でなんとかしなければ
ならないというわけではありません。

周りの人たちの力を借り、
神仏の力を借り、
胆力と智慧を養って異次元の自分に会いに行きましょう。

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毎月24日はお地蔵さまのご縁日。
この日に小さな法要を営み、
生きとし生けるあらゆるものへの祝福
この世界にあるあらゆる諸霊へのご供養
全ての大地から生まれるあらゆるものへの感謝

をお祈りいたします。
お地蔵さまへのお願い受け付けてます。
締め切りは8月20日です。

宗派宗教にかかわらずお申し込みいただけます。

お問い合わせ、お申し込みは下記アドレスまで。
enshu0615*gmail.com (*を@に置き換えてください)

折り返し申し込み要項をお送りします。

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