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今年も七夕星祭が行われます!

今日は新月。
また地味なことをお勧めしますが、
新月満月は布薩のタイミングです。
ここ半月の間に行った、なんかすっきりしない行動を
告白して懺悔しましょう。

重荷は負った瞬間に降ろして軽やかに生きていく方が
いいと思いませんか?
黙って背負っていても、誰も褒めてくれませんし
誰も喜びません。

善いことをまず自分が行うことで、
その喜びや楽しみを広げていくのは
自分にとっても周囲にとってもいい方法です。

雨が降るのを待っています。

雨が降るのを待っています。

昨年もお手伝いさせていただきました!
今年で第九回目になります。
兵庫県佐用町の常光寺の七夕星祭は8月7日です。

昨年の様子はこちら。

真言宗は太陽を重視して、天台宗は星を重視する
ということが言われる場合があります。

確かに真言宗といえば大日如来、
大日如来は太陽に例えられることも多いので
そういうふうに言われるのでしょう。

天台という名前自体、天の星という意味。
天帝を象徴する紫微星を支える3つの星を三台星といい
その真下にあることから名付けられた天台山で
天台宗は生まれました。

通常はお正月や節分に行われることの多い星祭。
真言宗では御幣を立てて行いますが、
天台宗ではたくさんの燭台あるいは蝋燭に火を灯すという
華やかで煌びやかな荘厳が行われ、
まるで道場の中に星を映したかのようになります。

大変美しいのですが、この灯りは修法を補佐する承仕と
呼ばれる人が一つ一つともしていくため手のかかる荘厳でも
あったりしますよ。

佐用の星祭は、節分ではなくて七夕。
月遅れの8月7日に日付固定で行っています。

旧暦で行われていた時代は、七夕はお盆に近い時期であったため、
お盆に関連する行事として行われていたそうです。

この星祭では、灯籠をご供養して先祖供養や心願成就などを願う
千燈供養も行われます。

ともしびに浮かび上がる法会の様子はなかなか趣のあるものです。
天台宗の星祭の様子を彷彿とさせます。

ちなみに、こちらのお寺のご本尊の秘仏薬師如来の
お前立ちとして妙見菩薩がお祀りされていますが、
この妙見菩薩はまた尊星王とも呼ばれ、
青龍の上に片足で立ち、手に日月を持ち、
動物の絡みついた日輪と月輪に囲まれたお姿。

滋賀県の天台寺門宗の総本山、三井寺にあるお像と
同じスタイルで、造形的にもおもしろいものなので
ぜひ拝観して間近でご覧になってください。

2つの護摩壇でご本尊の薬師如来と
妙見菩薩のそれぞれをご本尊として護摩が焚かれます。
このダブル護摩も見所です。

昨年はあいにくの雨で始まった法会ですが
今年は晴れてくれることを祈ります。

佐用インターチェンジからすぐ。
駐車場も十分ありますので、どうぞお車でお越しください。


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