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歌舞伎町1番の秘境、思い出の抜け道とは。

どうもはじめまして。
ただの26歳OLです。

せっかくのおうち時間なので、
今まで逃げてきた物書きを始めたいと思う。

いや、ずっと書きたかったことはあったのだが
行動するにも『ブログを書く』『誰かに伝える』
ということが先行して、
その為に行動してしまうであろう自分を懸念し、
なんやかんや避けてしまっていた。
・・これが俗にいう言い訳ってやつ。


まあ、そんなことで、こんな時期であるが
【新宿秘境飲み屋街】について書こうかなと。

そうそう、ゴールデン街でも一部店舗で
オンライン飲み会をはじめたらしい。

が、

今回はゴールデン街ではなく、
そのゴールデン街の隣にある
【思い出の抜け道】について、
思い出深いお店を数店舗を紹介する。

思い出の抜け道は、歌舞伎町のビルの中でも
有名な風林会館の向かいにある通り。

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1994年に起きた『青龍刀事件』の現場でもあるここは
昭和レトロというか、ゴールデン街より何倍も、
いや新宿で1番の秘境飲み屋街ではないかと思う。

そう、話はそれるが先ほど述べた風林会館の一階にある
カフェ『パリジェンヌ』はこれまた青龍刀事件の
名残で中国マフィアと衝突して銃殺事件が起きた場所。

なんと言っても事件が起きたのは2000年代w
約20年前だから自分はそのとき小学1年生くらい。
歌舞伎町の変貌はここ数年で急速に遂げたのであろう。

だって今はそんなパリジェンヌに若き就活生がいるのだ。
なぜ、ここのカフェをあえて選んだのか
思わず彼女に聞きたくなってしまった。

話を戻し、思い出の抜け道は昔は
マフィアの地であったが、
それは馳星周の小説『不夜城』でも描かれている。

思い出の抜け道を入ると、左手二階に
『不夜城』『カリビアン』が並んでいる。

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不夜城では、先ほどの小説から映画化された
不夜城を上映しているが、
お店に関してはカリビアンの方が歴史は古いそう。

また、小説の中でカリビアンは不夜城の主人公、
劉健一が営むBARであり、
店名もそこから名付けたとか。

「不夜城を読んで実際にここに来たお客さんは
たしかあなが八人目だよ」
と、カリビアンの店主から。

たしかに当時23歳でここに来て飲み歩き、
マフィアはじめ歌舞伎町について調べている若者をみるのは珍しかったのかな。

なにはともあれ、両店舗も美味しく店主も気さくな方。
カリビアンは内装も暗く独特な感じはあるので
初見であれば不夜城の方が入りやすいと思う。

価格も普通の居酒屋やBAR価格。

思い出の抜け道の飲み屋全般と比較しても、
不夜城は入りやすい。


さて、このエリアに来てお腹が空いたときに
おすすめしたいお店がある。
それは【上海小吃(シャンハイシャオツー)】だ。

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本場中華料理が嗜めるのだが、
やはりここは思い出の抜け道。
“普通”なはずがない。

そう、ここはゲテモノ料理も提供するのである。
昆虫やクモなど・・
ここでゲテモノを食べたことはないが、
同じ調理場で中華と調理されてると思うと
少しゾッとしてしまうのは私だけでないであろう。

ちなみに、ここのおすすめは揚げパン。
さらにハマグリの甘辛炒めと合わせて食べると
さらに美味しい。本当に、美味しい。

価格は安くも高くもなく、
たらふくに食べて二杯ほど飲んで
2人で7,000-8,000円ほど。

続いて、その通りを抜けると右手に【豚小屋】がある。

え?と思うが決して豚がいるわけではない。
この店名もこの界隈の雰囲気を漂わせてくれる。

豚小屋はこのエリアでは広く、
通りかかった外国の旅行客もたまに飲んでいたりする。
料理も品数が多いので、一人ではなくまずは友達と。
というのであれば入りやすいお店であると思う。

また、さらに奥の二階には【砂の城】がある。
オーナーは新宿歌舞伎町俳句一家:屍派の北大路氏。

ここがまた、かなりユーモアのある・・
一言で言えば『なんでもアリ』なお店。

さらに三階があり、三階では「句会」が開催されている。
臨場感を感じながら歌舞伎町ならではの一句を楽しめる、
ということがここの醍醐味だ。

最後にはなるが、以前までは
豚小屋の向かいに【ブタ箱】があった。
二畳ほどのお店に6-7人入ることも。
私もここら辺で飲み歩くようになったのは
ブタ箱がきっかけだ。

1人で来ても、常連さんでも初見さんでも
いつも誰かがいて、
年齢も性別もバックグラウンドも
何もかもバラバラな人たちと話す会話が
たまらなく楽しかった。

他のお店もゴールデン街だって楽しめるけれど、
やはりこの土地に導いてくれたお店って
今後も自分の中ではオンリーワンなのだと思う。

ブタ箱は今となっては無くなってしまったが、
このように思い出の抜け道は、
より人との密度が高くいつでも向かい入れてくれる
アットホームな飲み屋街である。

より秘境であるからこそ、
より面白みのある人たちが集う。
40歳越えの男性客が多く占めるが、
歌舞伎町の人々の他に一流大学の学生、
小説家やコンサル経営者、医者など様々な人種がいる。


ゴールデン街で飲み歩く際には
是非、思い出の抜け道も散策してみてはいかがだろうか。
きっとそこには新たな発見と出会いがあると思う。


・・・

しかし今はStay home!!!





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