ゲイの私は劣等なの?
かなり昔の話になるが、仲の良い友人2人と夕飯を共にしていた時のこと。
なぜかとても真面目な話になり、いつどんな時に劣等感を感じるのかという話題になりました。なんでこんな話題になったのかは自分たちでも謎です。
そんな時に1人の友人が私にこう言いました。
「お前、ゲイだってことに劣等感感じるでしょ?」
その友人2人は私が自分のセクシャリティを明かしている数少ない友達。彼らは私に対して他の人と同じように接し、ゲイであることをいじってきたりもする仲です。
私も彼らといるときは自分を隠すことなく過ごせるので、隠れゲイの私にとっては非常にありがたい存在。
そんな友人の1人から飛び出した言葉。
率直に言って少し残念でした。
そのときは、私をいじるために冗談で言ったという雰囲気はなく、彼は素直にその言葉を投げかけてきたような感じでした。
ゲイは劣等なのでしょうか?
生物学的に見ると劣等なのかもしれません。
でも、私自身、ゲイであることで劣等感を感じたことは一度もありません。
生きにくいと思ったことは数多くありますが、ゲイである自分が、ゲイであるがゆえに人より劣っていると感じたことは一度もありませんし、今後もおそらくないでしょう。ないと思いたい…
それにしても、ストレートである友人からそのような言葉が出たことは、少なからず残念でした。
ですが、これによってその友人への信頼が薄れるというようなことはありません。
今度機会があったら、その発言の真意を聞いてみたいと思います。
まあ、このようなことを気兼ねなく言ってくれる友人がいるだけ、幸せな方なのかな。
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