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考え方の土台を作ってくれた本(暮らし編)
上手く時間が使えなかったあの頃
私は二人目を出産してからかぎ編みを始めたんですが、子どもが未就園児の頃は特に、編み物の時間が欲しくて「時間がない!」と嘆きながらがむしゃらに暮らしていました。
ひとりの時間といえば、子どもを寝かせたあとの夜ですが、その頃にはもうグッタリと疲れ切っていて、子どもと同じタイミングで寝てしまう日々。
朝に時間を作るようにしていたけど…起きてもボーッとしているばかり。そもそも起きれないことも多いし、自分が起きると子どもが起きてくるなんてことも多々あって。
どうしたらいいものか、試行錯誤の日々が始まりました。
今振り返ってみると、一人で背負いすぎてた家事育児。疲れないコツはある。そもそも時間は作り出すものだったんですよね。
家事や暮らしへの考え方を変えてくれた本
家事と育児に追われて暮らしを楽しめていなかったあの頃。考え方が変わった出来事がありました。それは、いい本に出会えたこと。
今では家事や暮らしに対する考え方の土台となっている本です。
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門倉多仁亜さんの著書
ドイツ人のお母さんからの教えだけでなく、様々な国で暮らした経験、ドイツ人の祖父母からのアイデアや知恵などを受け継いだタニアさん。
タニアさんならではの部屋づくりのアイデア・思考・暮らしにまつわるヒントがたくさん書かれています。
久しぶりにパラパラと読み返してみたら見事に私の今の暮らしのベースに考えていることが書かれていて、自分でもこんなにも感化されていたのかと驚きました。
中でも一番印象深い言葉を紹介します。
ドイツの家はスーパーマケットだけど、日本の家は個人商店ね
ソフトバンククリエイティブ,2007,p.111
日本人の生活を観察し、自分の知っているライフスタイルと見比べてきたタニアさんのお母さんの言葉でした。
続きはこちら。
ドイツの主婦は、家族それぞれが必要なときに必要なものを取り出せるように、わかりやすく収納したり、管理したりするのが仕事です。一人ひとりが、自分で出し入れできるようにするところがポイントです。
いっぽう、日本の家は個人商店。そして主婦はその主人です。何かがほしいときは、主人に聞いて出してもらいます。ドイツの家がセルフサービスであるならば、日本の家はきめ細かいサービスつき。この違いが、収納や、家事にかける時間の違いにも現れています。
ソフトバンククリエイティブ,2007,p.111
なるほど、と目から鱗でした。
なんでもお母さんである私がやる必要はないという発想は自分の中にはありませんでした。
そして工夫次第で家事にかける時間が変わるということにも気づくことができたんです。今でも整理収納するときにこの言葉を思い出します。
他にも参考にしていることはたくさんありますが、次に印象的だった4つを書き出してみます。
時々思い出しては自分が大変すぎないように、そしてスムーズに毎日が回るように工夫しています。
本を通じてタニアさんから学んだこと
日々やらなくてはいけない家事はルーティーン化し、何も考えないでできるようにする
なんでもお母さんがやってあげる必要はない
→家族それぞれができる仕組みを作る習慣化するためのコツがある
①合図があって②その流れで行動(習慣)③報酬を得るONとOFFの考え方
→メリハリのきいたドイツ人のライフスタイルが参考になっている考え方
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焦らずゆっくりと理想の暮らしを目指す
とてもいい本に出会い、暮らしのことを考えるきっかけになりました。
ですが、すぐに暮らしが変わった訳ではありません。こうして意識が変わったところがスタートになり時間を掛けて自分の中に落とし込み、いい習慣を作っていく感覚でした。
他にもInstagramで素敵な暮らしをしている人の投稿を見て周り、自分の好きな、理想とする暮らしはなんだろうと考えることもよかったと思います。
断捨離をするときと同じように自分の好きなもの、ことは何かを見つめ直す作業はとても大切だと思います。理想や目指すところを想像して暮らしを整えながら日々を淡々と過ごしていくことが結果、理想の暮らしに近づけるコツなのだと思っています。
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私は暮らしの延長線上にハンドメイドの仕事があるので、ONとOFFの切り替えや休日の使い方(仕事にまつわる色々をしたいvs家族との時間を大切にしたいの葛藤)、などなど課題はたくさんあります。
理想の暮らしが何かを見失わないように一つ一つの事を強化していけたらいいなと思っています。
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