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たまには無茶なことを
"おぼえたことをぜんぶわすれさせちゃう学校があったらいいのに"
こちらの本、メディアで露出が多くあるみたいですが恥ずかしながら知りませんでした。
ひょんなことで知ることになり手に取ってみました。
とてもさらっと読める量なのに響きました。
言葉が平易であり、それをモグラやキツネ、馬が言うという設定だけでどこか素直にスッと入ってくるところが爽快でした。
しかしそれ以上に、各ページの「絵」がとても重要な役割を果たしていると思います。さっと書いているようですが、どこか情緒的な、心に訴えかけるタッチをしているようで、メインが「絵」で言葉は添え物のような感じ。
今日の言葉は、あり得ない、半ば愚痴っぽいもののように聞こえますが、ひどく共感できたものです。
自分を振り返ったときに、幼少期から学校や家庭、友達関係でで大切なことを学ぶ一方、不要なことも身についてきたしまったように思います。そんな「要らん事」をそぎ落とす学校があればいいのに。自己啓発セミナーなどでありそうですが、それよりも強力な、本当に頭の中からごっそり忘れてしまうような学校のことをこのフレーズでは言っていると思いました。
たまには多少乱暴なことでも口にすることで心がスッとすることもいいのではないでしょうか。
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