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居心地の良さを感じてほしい!接客のプロとして心がけていること

ワインのプロたちは、どんな想いでワインと向き合ってお客様と接しているのか?スタッフの想いやこだわりを伝える「わたしとワイン」

たまプラーザ店:江阪 真優

「また、あのお店に行きたいな…。」

そう思わせるのは、お店の利便性や販売している商品のクオリティ、提供している技術の高さなど様々な要素がありますが、その一つに「居心地の良さ」もあるのではないでしょうか。

「お客様に居心地の良さを届けたい」…そう語るのは、たまプラーザ店に勤務する江阪。

お客様との会話を何より楽しみにしている彼女は、お客様がまた来店したくなるような居心地の良さを感じてもらえるように、お声がけの言葉や話の内容、言葉のチョイスを変えるなど日々奮闘しています。

今回そんな彼女に、仕事に対する思いや大事にしていることを尋ねました。

入社を決心した1Dayインターンシップ

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-エノテカに入社したきっかけを教えてください。

大学3年生の時に参加した、エノテカの1Dayインターンシップがきっかけです。

大学生の頃からジャンル問わずお酒が好きだったのですが、父がかなりのワイン好きということもあり、知識はないながらもよく一緒に飲んでいました。その影響から就活をするにあたって、ワインに携わる仕事をしたいと思うようになったんです。

そんな時、1Dayインターンシップの募集をしていたので参加しました。1日限りの就業体験ですが、スタッフの方が私たち学生向けにワインのプレゼンをしてくれたんです。その流暢な説明や立ち振る舞いに感動して「自分もここで働きたい!こんな風になりたい!」と強く思いました。

その体験を家族に話すと父が背中を押してくれたので、念願かなって今に至ります。

自分の接客スタイルを確立する面白さ

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-この仕事の面白さを教えてください。

自分の接客スタイルを確立していくというのがこの仕事の面白さだと思います。入社してからたくさんの先輩の接客を見ていくうちに、スタッフの数だけ接客のスタイルがあることに気づきました。

もちろん基礎的な部分は共通していますが、例えば同じワインを販売するのにも提案の仕方や話し方に個性があって、そこがエンターテインメントにおける演出のようですごく面白いなと感じています。

それぞれのスタッフが異なる演出をすることで、お客様もその日の気分によって「今日は江阪に接客してほしいな」「今日は店長さんにしてほしいな」とスタッフを選んで頂いても良いのかなと思います。

-ご自身の接客にはどんな個性があると思いますか。

私自身はお客様のことを覚えるのがすごく得意なので、それが個性になっていると思います。

お客様の名前と顔を覚えて、ワインの好みやお話した内容はもちろん、会話にご家族の話が出ればその家族構成も覚えるようにしています。

そして、次に来店されたときには、「いらっしゃいませ」というお出迎えではなく、「○○様、こんにちは」といったように距離を一歩近づけられるようなお声がけを心掛けています。

そうすることで、お客様が「私のことを覚えてくれてそう」って安心感を演出できるのが私の個性かなと思っています。

ただ、最近はみなさんマスクをしているので、顔を覚えるというのが実は難しいです…。帽子や眼鏡などの特徴で覚えたりすると、帽子を被っていない時にわからなくなってしまうので困ってしまいます。

でも、お客様と話した内容やワインの好みは覚えているので、安心して頂きたいです!

目指すのは居心地の良い接客

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―接客のプロとして心がけていることを聞かせてください。

お客様にとって居心地の良い雰囲気を作るということを常に意識しています。

お客様の中には、楽しい雰囲気で接客を受けたいという方もいれば、ワインのプロであるソムリエから詳しく説明を受けたいという方もいらっしゃいますし、高級感のある雰囲気を感じたいという方もいると思うんです。

お客様は何を求めているのか?まずはそれをいち早く察知することが大事です。更に、その求めていることに対し、臨機応変に対応することが、接客のプロとして必要だと思っています。

そうすることで会話も弾み、そこから詳しい情報を得ることで、お客様にとっての“居心地の良さ”に近づけられるんじゃないかなと思うんです。

-具体的にはどんなところに気を付けているんですか。

例えば、私が積極的にお話をした方が良いのか、それともお客様がお話したいのか、そこを判断した上で話の内容や話し方、言葉のチョイスも変えています。

あと、これはたまプラーザ店の西中川店長から学んだことなのですが、店長の接客を見ると、やはり風格とか責任感のようなものが接客にも表れていると思うんです。

一体何がその風格に繋がっているんだろうと思ったときに、いつもと声の高さが違うということに気づいたんです。店長はお客様に合わせていつもより声を低くしていたりしていて、そこまで気を配れるってすごいなと思いました。

もちろんそれだけで風格が出ているわけではないのですが、これは私も出来るかもしれないと思い真似しています。

-それはすごいですね!

そうなんです。こうした積み重ねがお客様の居心地の良さに繋がっているんだろうなと思います。

私たちが勤務するたまプラーザ店は、商業施設に入っているわけではなく、駅からも少し距離があるので、もしかしたら少し入りづらいと感じる方もいるかもしれません。

そう思うと、わざわざ足を運んでくださったお客様には、とにかく居心地の良い雰囲気の中でワイン選びを楽しんでほしいので、そのお手伝いが出来るような接客をスタッフ全員で心掛けています。

ワインは自分へのご褒美

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―江阪さんにとってワインとは?

自分へのご褒美ですね。「仕事頑張ったし…」「今週もよく働いたし…」と、かなり高い頻度でご褒美をあげてしまうのですが(笑)

ワインそのものが大好きですし、そのワインを通じて生まれる家族や友人との充実した時間や、同僚と一つのワインについて話す楽しい時間も含めてご褒美だと思っています。

自分にとってなくてはならない存在ですね。