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The Lot Radio見物

#一度は行きたいあの場所

日本の片隅からNYブルックリンのカフェコンテナの中にあるDJブースをたまにのぞいている。パソコンの画面を通して、14時間の時差を感じながら。

The Lot Radio という名のネットラジオの配信である。

無料なので上のリンクから見てもらえればすぐにわかるが、潔いいDJブースノーカット流しっぱなし配信。1人(1チーム)の持ち時間は2時間で、ひたすら音楽をかけている。配信時間はNY時間で朝8時か10時~夜12時くらいまで。日本時間だと夜中から昼過ぎになる。

DJシーンに詳しくないので私の認識違いかもしれないが、たぶんそんなに有名なDJはいない。ゲストタイム、メインDJみたいなのがないから。若者の時も中年の人の時もある。肌の色もさまざまで、お名前とお顔立ちから日本の人かな?と思う人がプレイしているときもある。

音楽のジャンルもさまざまで、時間帯に合わせて選曲されているのは伝わってくる。残念ながら時差の関係で日本にいる私たちは夜中に午前中の音楽、昼間に夜の音楽を聴くことになる。(生配信以外の時間はRESTREAM、編集なしの再放送をしている)

音楽に詳しいわけではないので、ぜんぜん知らない曲ばかりがかかる。でもたまに知っている曲や、知っているレコードジャケットをみると嬉しい。前に見慣れたEテレのキャラクターが写真に写っていて驚いたことがある。

カメラはDJブースに向いているので周囲の様子はあまり映らないが、ここはカフェでもあり、ブースの向こうにはカフェで食べ物を買って音楽を聴いている人たちもいるらしい。なんて楽しそうな場所。

この記事に詳しい。

Googleストリートビューで見てもちゃんとある。

この The Lot Radio に実際に行ってみたいのだ。

インターネットを通していつも音楽と映像をありがとう。誰かが選曲した、ぜんぜん知らない曲をただBGMにしたいときがある。ネットに転がっているプレイリストでは満足できない時がある。いま、リアルタイムに音楽を選んで発信している人がいる、その人の顔が見える。ゆるいつながりを受け取っています。

こんな気持ちを胸に、カフェでコーヒーとドーナツを買ってブースの前でぼーっとしたい。ご機嫌な曲ならリズムを取って体を揺らしたい。

「あぁ、この場所ほんとにあるんだな」と確認したい。

画面を通してリアルに感じている場所に、リアルで行ってみたいのだ。

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