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気づくのが遅かったのか。

元々埼玉出身の私が、神戸に引っ越してきたのはだいたい7年半ぐらい前。

それまで埼玉や東京で活動していて、
関西に住まいを移すことは不安もあったけど、楽しみも多くあった。

引っ越し1年目、東西南北の感覚が全くわからなかった。
行きたいお店や集合場所を話すときは
「あのスジの上におる」、
「老祥記の下側やな」、
「そこは北野のにしっかわや」、

未知の領域だった。


僕の子供の時の趣味の1つが、なぜか地図や路線図を見る事で。
小2のころには栃木~東京を結ぶ「宇都宮線」という電車の駅名を全て覚えていたのだけど、その好奇心がよみがえった。
毎日仕事が終わり、長田神社近くの1Kアパートに帰る度に、神戸大阪の地図を眺めていた。


ここで1つ反省があった。
海外でもそうだったけど、知らない土地にいるときに地図を見て色々覚えるより、その土地の人に純粋に教えてもらうほうが格段に楽しかったということ。

気づけばそれは当たり前のことだった。
僕が愛着や関心を持っていることを、他人が関心を持とうとしている姿は嬉しくなる。

ただ、今まで「街」に愛着の湧いた経験がなかった僕には新鮮な感覚だった。
海外で訪れた色々な街や、そして7年半前から自分がいる神戸大阪の方々の多くは、自分の住む街に愛着や関心、もう少しかっこよく言うと「誇り」のようなものを抱いていた。


そのことに気づくには、とても時間がかかった。
このように記事にできた経緯も、書いていこうと思う。

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