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「ぼくらが見たコロナ」について。


こちらは親子読書の楽しみ・広がりを届ける絵ノ本BOOKSが主催している
作品賞についての記事です。応援いただけるとうれしいです。

はじめに

はじめまして。

絵ノ本BOOKSの絵ノ本と申します。
絵ノ本BOOKSは、親子で読書する楽しみや、親子(=それぞれ別の個人)が同じ本を読むことで解釈の広がりを楽しんでいただける体験をお届けする活動を軸とし

オンラインでは親子読書専門店NanuKという読書案内サイトを、
松戸・八柱ではせんぱくBookbaseという通学路に一軒の本屋を目指す
本屋が育つシェア本屋を運営しています。

本屋入り口前

本屋をはじめるまでは
出版取次やライター・ゴーストライターなどをしており
公立図書館に勤務をしていました。

その私が
なぜ作品賞をはじめるに至ったかについて2章に分けて
紹介できればと思っています。

ステージ0
●コロナを恐れる小学生の娘をみて
●小学校勤務時代に感じたこと
●行き場のない思いを吐き出せる場所を作りたい


ステージ1
●こどもたちの思いを記録として残したい
●ご協力のおねがい

ステージ0
●コロナを恐れる小学生の娘をみて

吹き出しハテナ


コロナのニュースが話題になりはじめた頃、私の娘は小学一年生でした。
突然学校が休みになり、おばあちゃん家に行って親の仕事を待つ日々がはじまってしまいました。

家ではあまりテレビを見ないのですが
おばあちゃん家では毎日NHKやニュースを見ており

どこどこの国ではコロナで●人の人が死んだ
日本のこの場所で感染者が出た

という話を聞いては
「いつ自分のところにもコロナがくるのか」と極端に怖がっていました。
ちょうど、NHKの連続テレビ小説でも、主要人物である青年が亡くなるというシーンもあり、わりと敏感に反応していたように思います。

大人がコロナの話をしているとふいっとどこかに姿を消し
「コロナの話聞きたくないからあっちに行ってた」
と話すようになっていました。

コロナは確かに怖いけれど、逃げてばかりでなく
きちんと正しい知識を一緒に話し合って共有していく時間を
持つ必要があるんじゃないか…

でも、私も下のこどもたちを見たり、仕事をしたりでなかなか話せない。
こども向けの情報も、収集していない。
どこかできっちりと、二人で話し合いながら資料を作ってみようか。

そんなことを思いました。3月のことです。

●小学校勤務時代に感じたこと

自分のこどもについて思ったあと
小学校勤務時代に出会ったこどもたちのことも、思い浮かべていました。

実は、八柱の本屋「せんぱくBookbase」を運営する傍ら
2018年10月~2020年3月まで
小学校の図書館に勤務していました。
(兼業届を出していたので、本屋の運営も許可されていました)

学校には習い事に通う子、友達と遊ぶ子、本を読むのが好きな子…
いろんな子たちに出会いました。

この本を読み終わったらあの本を借りよう、とか
サッカーの試合があるから昼休みもボール蹴るぞ、とか
給食が楽しみだから学校に来た、とか。

図書委員の子たちも
「あー。ドッヂの練習したい。今日放課後クラブあるんですよー。」
とか
「音楽部の練習があるんで、●●さんに図書委員変わってもらいました!」
とか

オイオイ。みんな、図書委員の時間も楽しんでるかい?
とツッコミたくなるようなこともありますがw

そんな些細な会話からも
みんな日々好きなことを見つけて、その「好き」に向かって
大きくなくても来週の練習日、とか、来月の発表、とかいつも
小さな目標を立てて、がんばっている子供たちを見守っていました。

好きを思いっきりできる場所


今、ほとんど家の中で過ごさなくちゃいけない状況で
新しい本は借りられないし、練習試合も発表会もない。
好き、を思いっきりできる場所、果たしてあるんだろうか。

出会った子供たちの顔を思い浮かべながら
ふと、そんなことを想いました。

好き、を思いっきりできる場所、作りたいなぁ。
自分にはなにができるかなぁ、と思ったときに
作文や絵を発表できる場所なら作れる!
と思い

エッセイ・詩歌・絵画・自由研究の4つの部門をつくり
出版関係者の友人・知人に協力してもらい
この作品賞がうまれました。

●行き場のない思いを吐き出せる場所を作りたい

もうひとつの思いとして

こどもたちはそれぞれ学校や家族という、自分で選択しない場所よりも
習い事や趣味など自分で選択した場所のほうが居心地が良いと感じるのではないか。

もちろん、家族と一緒なのもうれしいとは思うのですが
毎日一緒、習い事をオンラインで受けるときも一緒、というのは
なかなか自分の実力が十二分に発揮されないのではないか。
という思いがありました。

なにか一つのことに没頭でき、発表(アウトプット)できる場があることで
この、終わりの見えないコロナ生活について
以前の生活にあった「小さな目標」を再び持ってもらるといいな、と
願っています。

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ステージ1
●こどもたちの思いを記録として残したい

こどもたちが、今の気持ちを吐き出したり
「書きたい」「伝えたい」「コロナに関する研究をした」という作品が集まったら、記録として残すため、冊子化にしたいと考えています。

大人が書いた作品は多くありますが
こどもたちの書いた作品はありません。

また、東日本大震災の時も
こどもたちの気持ちが綴られた感想文などもいくつかありましたが
いずれも作品賞としてまとまって集まっているものはありません。

今回のコロナは、はっきりとした終わりが見えず、徐々に自粛生活がはじまったように、終わりも、ぼんやりとしてしまうのではないかと思っています。

この状況を、そのまま「なんとなくあった」ことで終わらせたくない。

学校がなくなって辛い、という感想もあれば
学校はなくなったけど親と毎日一緒にいられてうれしい、とか
いろんな感想を、残すことができる冊子を、作りたいと思っています。

●ご協力のおねがい

以上が、この作品賞への思いです。

もし、賛同いただきましたら
以下の件についてご協力いただけると嬉しいです。

・作品賞の拡散
絵ノ本BOOKSも親子読書専門NanuKもまだまだ知名度はありません。
一年半、学校図書館に主軸を置いていたこともあり

目立つ活動はしておらず、ようやく動き出そうとした矢先のコロナでもありました。

ぜひ、興味ありそうな友人・知人がおりましたら紹介していただくとありがたいです。

・協力いただける企業さま募集しています
現在は学校図書館も、公立図書館も閉まっている状況です。
自由研究をするにも必要な情報が得られないこともあります。

ぜひ、コラボ記事を掲載する・必要な情報を限定的に届ける、など
できましたら心強く思います。

また、自分のサイトで記事を紹介できる、などありましたら
ご連絡ください。 お待ちしています。

・サポートもお待ちしています!
こちらは、ふだんから募集しているサポートです!
本日から締切の5月31日までにいただいたサポートは、
「ぼくらが見たコロナ」の運営費に活用させていただきます。


「ぼくらが見たコロナ」作品大募集
詳細はコチラです↓

コロナ冒頭文




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