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いやほんまに良かった(TT)

デイサービスの朝の送迎時。
今朝は体験デイサービスに来るはずだった人、1人を迎えに車を走らせたが、呼び鈴で出てきくれたまだ若い60代のお姉さん、「今日は大変に申し訳ないのですが休ませてください」と5、6回繰り返して謝られるので、「全然いいんですよ、何回も言わせてすみません」とこちらも申し訳ない気持ちになって帰る。

帰り道、1人暗くても意味ないね、と、気持ち切り替えてスマホから好きな音楽を流しながら運転していた。
音楽が中断され、けたたましく電話が鳴る。

取り急ぎ車を停めて「何?」
スタッフがとても焦っている。
ものすごく嫌な予感。

「車に乗せてた〇〇さんが居なくなりました。」

そこから急きょ電話してきたスタッフの元へ走らせる。さっきまで楽しく聴いてた音楽が煩わしい。

数年前、デイに来始めの頃家から居なくなった時は、結局大きな道路を通ってかなり遠くまで歩いていた。疲れ切ってコンビニに入ったところを何かおかしいと気付いてくれた親切なスーパー天才すれ違った方が声かけてくれて発見された。

まだ、そんなに遠くないはず。

電話で事務所から家族、ケアマネに連絡いれてもらい、スタッフ全員が入ってるグループラインで情報を流す。車乗ってる人は送迎しながら道を見るよう指示を流す。休みの人にも出てもらおうか…迷ってた。

行方不明になった辺りまで来たので、メイン通りを車で走りながら探す。
居ない居ない…
じゃあ、ここから抜けてあの道に行こう、と抜けれる道に入って走っていると
居たー!!!
普通に見たら全くわからないが、私から見たら不安そうな固い表情で彼女は歩いていた。

「怖かった?」と聞いても、「?」の表情。
「どこかへ向かってた?」と聞いても同じ。ま、いいや、一緒に写真撮ろうよ、とスマホで写したツーショットをグループラインにあげる。

行方不明にしてしまったスタッフが徒歩で探していた。大丈夫と伝えて待たせていた原因の方の用意を急がせる。

1人で出てしまうかもの人を残す時に、ちゃんと車のドアのチャイルドロックをかけなかったのがいけないね、と皆で再確認する。

ご家族に無事の電話すると、
家でも宅配便が来たら一緒に出てしまって困るんだと話される。

だからズボンのポケットにGPS入ってる。
でもそうゆう問題じゃなくて、
一緒にいるべき人が居なくなるってものすごくものすごーく!不安。
ほんまに良かった、
ほんとにこんな事故は嫌だ。

という深層心理だろうか。
昼前、銀行に行く途中、まさに今朝目を皿にして探しまくった服装の人が道の隅で信号待ちしてた。思わず、上着、靴の色の確認、髪型まで見た時「なわけないじゃん!」と1人ツッコミ。
にしても、全部 今朝探したアイテム揃った同じような髪型背格好の人。

笑かしてくれてありがとう!

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