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18.8歩目 装具取外

4月から働き方が変わって、
月金の平日勤務になった。

一定である。
変化がない。
つまらない。

そう思っていた。
平日休みの慣れもあって、
土日は混むんだろうな、とか。
だがしかし、
骨折後の自分には、
スッと受け入れる事ができて、
これもアリなんだなぁと思えるようになっていた。
以前とは身体が違うし、
自分の中では、より良い働き方改革と思っている。
産業医から職場への口添えがあったおかげでもある。
退職し、傷病手当で生計をやりくりし、
リハビリ中心の生活という手段もあったけれど、
働きながらリハビリをしていく、という選択をしていた。
出勤する道のりだけで、それはもうリハビリになっている。

そんな働き方を、あーだこーだ言ってくるスタッフもいて、
今の自分にはソレが精一杯の仕事内容だし、
どうしようもない。
何でそんな感じ悪い事を言うんだろう?
と思って考えてみたら、
嫌味だったのか、と気付く。
「そうですかねー」って生返事をしていた。
頭の回転が悪い方で良かった。
その場で気付いていたら、嫌な顔をしていたかもしれない。
女社会って厄介だ。

6月に入ってからは、装具を装着しない事にした。
筋力アップのためにも。
バリアフリーでは、だいぶん歩けるようになり、
自信もついてきた。
装具を着けて出勤し始めた頃は、
「最近見ないんで、辞めたんだと思いましたー 骨折ですか?」
「それ(装具)どうしたんですかー?」
などなど、とにかく声をかけられた。
装具を外したら外したで、
「装具、外れたんですねー、歩くの安定してきましたね〜」
と、変わらずに声をかけられる。
「はい、ありがとうございます。」
最初は説明をしていたけれど、
キリがないので、感謝の意を伝える事にシフトチェンジ。

装具も目立つから、仕方がないとはいえ、
人って、けっこう見てるんだなぁ
と思えた。
そして、話しかけたくなるもんなんだなぁ、
と。
エレベーターの中で一緒になった人とは、
だいたい骨折会話。

そういえば、
話しかけられやすい体質だった。
理由はわからないけれど、わりと道を尋ねられる。
それが億劫で、外ではイヤホンをするようにしていたけれど、
職場ではそうもいかないし。

、、、装具してたから話しかけられた、
わけではないのか、、な?
余計、話しかけやすくなった、のかな。
最近、掃除のおじさん、おばさんからも、
”えんどぅさん”と呼ばれる。
こちらは名前を知らない。
コックコートを着た調理室関係のスタッフさんとか。

なんなんだろう。
(派手に)転んだだけなんだけど。
どんな伝わり方しちゃったのかなぁ。

(オチなし)

Moonlight Stepper / the band apart

YONA YONA WEEKENDERSを聴き始めた
ら、バンアパを聴きたくなって、振り返る。

当時は、ストレートなロックを聴いていたので、
バンアパのアレンジが耳馴染みなく、新鮮だった。
ライヴは汗をかいてハジける!
という価値観ではなく、
ビールを飲みながら音を楽しむ
だったら、もっとハマっていたと思う。
勿体無いことをした、と思う。
縦ノリの転がる音楽ばかりを求めていた。

今でこそYONA YONAさんは、ほどよく聞けて、
ファルセットも素敵だなぁと思う。
しゃがれたシャウトとは反対位置な気がしてならない。
YONA YONAさんを聴き進めてると、
バンアパの荒井さんとコラボしている曲があって、
あ、やっぱり!?
と嬉しくなってしまった。

繋がり。

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