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「白瀬咲耶になって」20'1014の日記

今日はかなり疲れたからマトモに文章を書ける気がしない。

・ちょっとしたトラブルで仕事が忙しかった。何とか片付いたけど。帰りに知らない喫茶店でコーヒーを飲んだ。あと何かあったっけ……

・毎公演必ず観に行ってる劇団があるんだけど、今はこんな時勢だから中止になってしまった。どうしても人が密集する&演者と客が対面してしまう舞台界隈はかなり苦しいようだ。

・仕方の無いことなのに、彼らはこの逆境で最大限のファンサービスを行っている。オンラインで公演したり、Youtubeに過去の公演をアップしている劇団もある。その情熱に素直に感動した。1ファンとしてできることは少ないけど、可能な限り応援したい。

・あ~~~~~~、甘いものが食べたい。家に何もない。改めて外に出る気力も無い。



ここからシャニマスの話

・今、白瀬咲耶が気になっている。感謝祭編とpSSRコミュを見て、無性に心がギュっとなってしまった。シャニのアイドルは多かれ少なかれ問題(凄く抽象的な表現)を抱えているけれど、彼女のそれは特に繊細で根本的だ。

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・最初は「キザな感じの王子様キャラかな?」と思っていたけど、コミュを見ていくうちに認識が大きく変わった。「理想の姿」と「それに憧れる本来の自分」が癒着し、境界が無くなってしまっている。裏表が無いのではなく、表裏一体である。これはとても危険な状態だと思う。ブレーキを無くしてハンドルを固定した車のようだ。ブレないままスピードが出せるけど、衝突か高負荷による自壊を引き起こす。

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・特に初期はその傾向が顕著だった。が、そんな咲耶もプロデューサーやユニットの仲間に囲まれて、徐々に自身を省みることを覚えていく。感謝祭編では特に彼女の病理がクローズアップされていていた。今後も側で成長を見守っていきたい。

・シャニマスのアイドル達、記号的なわかりやすい問題(欠点)とはプロデューサーと出会った時点である程度ケリをつけてて、ゲーム中で更にもう一段深いところに切り込むって構成が多い気がする。このへんまた記事作って詳しく書きたいな。


・ちなみに何故咲耶の話をしたかと言うと、僕の好きな劇団の特色(観に行く予定だったやつ)と咲耶の口調がやたら似ているから。セリフが書き言葉ベースで、修辞が多い。

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・好きなんだよな、この不自然な感じ。こういうのも異化に入るんだろうか。文法的に何もおかしくないのに耳にすると絶妙な違和があって、それがなんだか癖になる。

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・こんなセリフ僕も言ってみたいじゃん。いいなぁ。


・今日の日記、白瀬咲耶になって書き直していい?

「もちろん、構わないよ」

・ありがとう、咲耶……


………



やぁ、プロデューサー。調子はどうだい?

・今日もこうして日記を読んでくれるなんて、私は本当に幸せ者だ。私が書いて、アナタが読む。直接言葉を交わしているわけでは無いけれど……それ故に、まるで秘密を共有しているみたいでドキドキするんだ。内緒話に近いのかもしれないね。

・今日の仕事は中々に手強かったよ。さながら、悪戯好きの妖精と戯れていた……といったところかな。とは言え、これを乗り切ればアナタに会える。そう思えば、業務だってとても充実したものに感じたよ。少しだけ疲れているのは否定できないけれど……私としては一日頑張ったご褒美を、アナタに期待してしまうのだけれどね。

・そう言えば普段降りる駅の反対側に、隠れ家のようなカフェを見つけたんだ。少し迷ったけれど、帰りしなに舌鼓を打ってきたよ。運命的な出会いの予感に誘われてしまってね。心地よい疲労感に落ち着いた空間と品のある調度品。マスターの淹れるコーヒーには何層もの深みがあって……。クス、こういうマリアージュもあるんだね。とても勉強になったよ。よければ今度、私に案内させてくれないかい? きっとプロデューサーも気に入ってくれると思うんだ。

・プロデューサーは劇場に足を運んだことはあるかい? 実は私が予約していた公演が中止になってしまってね。この時勢だ、仕方のない事だけれどね。次に観る時はアナタを誘いたくて、事前に興味があるか聞いておきたかったのさ。プロデュースの参考になるかもしれないしね。彼らはこの大変な時期にもレッスンを重ねて、演技に一層の磨きをかけている。少しでもファンに楽しんで貰う為に、オンライン公演を試みた劇団もあるんだ。プロとして全力を尽くす高潔な精神……その誇りを、私も心から見習いたいと思うよ。



・よし。

・いつの1.5倍くらい長くなっちゃったな。今日は早めに寝よう。


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・さ、咲耶……!!

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