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#2 こーかい。

みなさまいかがお過ごしでしょうか。エノキです。

学生生活が残り約半年に差し掛かってきた今日この頃。最近は一人でいる時間が長いせいか、考え事をする機会が増えました。
現在、最大のテーマは、「学生のうちにやり残していること」です。人生最後の夏休みともいわれるこの貴重な時間を無駄に過ごすわけにはいかないという思いが強く、いまのうちにやりたいことを日々考えています。

しかし、私は学生の間に一歩踏み出すことができず、後悔していることがあります。今日はそのお話をしていきます。


1.将来はメディアの世界に

将来の夢について真剣に考え始めたのは高校生の時です。さまざまな職業について調べ、夢が二転三転したのち、最後に定めたのは「イベンターになる」という目標でした。当時、邦ロックバンドを追いかけるようになって、ライブハウスに足を運ぶようになっていました。数々のステージを見るうちに、いつかライブを見る客側から、ライブの時間を提供する側になりたいと思ったのがきっかけです。しかも、自分が演者となるのではなく、スタッフとして、アーティストを支えたり、公演のサポートをしたいと思いました。そのため、イベントの運営やマネジメントについて勉強するために今の大学に進学しました。

しかし、いざ大学に進学してみると、また新たな分野に興味がわいてきました。それがメディアの世界です。特に、ラジオの世界に入りたいという思いが強くなりました。勉強のお供にラジオを聴く機会が増えたため、自分も番組を作る側の人間になりたいと思ったんです。そこで、ラジオ局へのインターンシップなどがないか調べているときに、ある学生団体を見つけました。


2.”CRJ”を知る

”CRJ”って皆さんご存じでしょうか。全国にあるいくつかの拠点で、ラジオの音楽番組『College Radio Japan』を企画・制作をしている学生団体です。毎週独自のチャートを発表したり、DJさんおすすめのアーティストを紹介したりしています。これはまさに”音楽×ラジオ”という、私の憧れがたっぷり詰まった活動でした。
このCRJの存在を知ったのが大学2年生の頃です。活動拠点も十分に通える距離だったので、これは参加するしかないと思いました。しかし、講義や、すでに参加していた活動の忙しさが日に日に増していき、先送りにしてしまったのです。


3.月日は流れ

いつかはCRJに参加してみたいと思いつつ、あれよあれよという間に4年生になってしまいました。ある時、私の最寄拠点のCRJで、スタッフを積極募集しているというお知らせが来ました。でもその時の私は就職活動真っ只中。その最中に活動を始めることによってキャパオーバーになってしまうと予測したのと、なんせ、今更参加するのはどうなのだろうという思いが先行してしまいました。
その結果、連絡を取らず今に至っています。


4.いつかは…

このように、絶対ものにするべきだった機会を逃しに逃し、大学生活が終わろうとしています。
私は、いままでやりたいと思ったことには積極的に取り組んできました。それこそチャンスを一つでも溢すまいと。でも、このCRJだけは何故か後回しにしてしまいました。自分の中で大事すぎて、安易に手が出せなかったのです。
私は、本当に、本当に、後悔しています。2年生のCRJを知ったあの時、すぐ連絡を取ってみればよかった。そのあとも、何度か連絡してみようと思い立ったタイミングはあったのだから、その時にメールしてみればよかった。そのように思い続けています。

あと半年、だからこそ思い切ってコンタクトをとってみるというもの考えまたが、もう手遅れな気がしてなりません。今からでもやろうと思えばできるのです。メールを1通送ればいいだけですから。でも、勇気がないのです。だから、この後悔をずっと背負い続けたまま生きていくのでしょう。

冒頭にも述べましたが、今の私は、「学生のうちにやり残していること」を挙げているところです。もう、後悔に縛られるのはこれ一つだけにしたいです。だから、現状やり残している、かつ、実行できるものはすべてやり切ったうえで、社会人になりたいと思っています。

私の人生に一生消えない小さな傷が一つできましたが、人生が終わったわけではありません。
私は決して、ラジオに携わることを諦めているわけではありません。
いつか、いつか必ず、小さなスタジオから、耳を傾けてくれているリスナーのみなさんに、自分の好きな音楽を届けるのです。
そして、リスナーさんの世界を広げるお手伝いをするのです。
次こそは、機会を確実に掴んで。では。


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