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はじめの挨拶〜半径3mの世界のはなし〜

こんにちは、榎@ツナゲルです。

ついに僕もnoteを始めようと思います。
みんなが書き始めたから、といのもあるけども、
自身の広報も兼ねて書こうと思います。
(思い立ってから書くまで3ヶ月かかった!)


現在僕は41歳で、会社員を経て「ツナゲル」という小さい屋号の広報屋(≠広告屋)を始めました。

仕事と言えば、沼津経済新聞の運営を中心に街で活躍している人や企業を応援してくれるファン(仲間)を見つけてきて、一緒に応援する仕事をしています。

ツナゲルで関係した仕事のこと、自分の病気のこと(41歳の誕生日2日後で、ツナゲル開業2日前に脳梗塞で倒れました)、見える半径3メートルの周囲のことを書き綴ろうかと思います。大きなことは書けないので、そのへんを期待されると困ってしまいます。

普段はフェイスブックやインスタグラムなどで、地の頭の悪さを瞬発的に発揮していますが、ここでは少し異なる目線で話したいと思います。できる限り丁寧に、誠実に、そして小さい話を書いていこうと思います。


なぜ僕がnoteで真面目なブログを書き始めようとしたのか。
なぜ僕が大きな世界を覗かないで、半径3メートルの世界にこだわるのか。


目の前に映る半径3メートルの世界を書いていこうと思ったのは、
40歳のときです。

40歳になった自分は、今思えば悩んでいたのかも知れない。

そのときの僕は、
建設会社にいながらにしてコンテンツを作る仕事を生業とし、
伊豆をぐるぐるぐるぐると取材する日々を行っていました。

時折大きな案件やイベントを任される以外、
地域新聞メディアを使いながら、
伊豆の頑張る人を応援する仕事を行っていました。

転機を迎えたのは2019年の初夏、
上司に記者の仕事をやめ、その時学んでいたマーケティングのことを発揮するために新しい部署を作る、というお達しでした。

社内で後輩と一緒にチームを組み、社内にある課題を解決するための施策を考え、実行に移すように、というお達しでした。そのために記者を辞めて集中するように、という話しになりました。

新しい仕事には常に大きな期待感と希望に満ち溢れ、
僕も後輩も一念発起してチームのためになる組織づくり、そして企画を考えていきました。

でも、何かが違う。
40の誕生日にその違和感を覚えたのをフェイスブックに書き記しました。

「偉い人間になるのはやめた。半径5メートルの小さな世界を大事にしていく」

当時はそんなことを書いていましたが、
どこか歯の奥に物が詰まったような感覚。
なにか浮ついた感じがした感覚を持っていました。

それまでの自分は
「この業界でセンセーショナルな話題を作るぞ!」とか
「誰もが思いつかなかったアクロバティックな方法で驚かす」方法とか
自分でそればかり追いかけていたのかも知れません。

40の誕生日のときに、少し気づいたのかも知れません。
大きな世界で戦うより、小さな世界を見つめること。
多くの人を喜ばせるより、自分の半径3mの人が幸せになること。

僕がしたいのは、世の中を動かすことより、
声の小さい人の代わりに拡声器となり、
足がおぼつかない人の代わりに杖となり、
その人の思いを「届けたい相手」に届けること、だと気づきました。

会社員をしている自分には、少し大きく立派になりすぎた会社と、
成長のスピードが追いついていけないことに気づいたのもこの頃。

今年の夏に部署の解散を聞かされたときに、
なにの根拠も蓄えもないのに「会社辞めます」と言えたのは、
自分にその自覚があったからかも知れません。

僕の周囲3メートルの人たちは、とても魅力的な人たちです。
人生をうまく生きているというよりも
「生き方」「存在の仕方」にストーリーがあり、
その話をいつまでも聴きたくなる魅力のある人たちです。

僕の周囲3メートルの土地は、物理的に静岡と葛飾と離れていますが、
土地を愛してやまない人たち。
ときにはその呪縛に拘束される姿もあるけど、
自身の住んでいる土地にストーリーを持っている人たち。

僕はそんな人を丁寧に(だいたいねちっこいけど)理解者を増やしていける一生の仕事として「ツナゲル」を設立しました。

普段見落としてしまうような小さい声を、
拾い集める仕事をしていこうと思っています。

まずは僕の両手を広げて(今は右半身麻痺中だから、通常よりも伸びないけども)、その範囲の起きたことをかければと思います。

どうぞこっそりと応援お願いします。


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