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小説「砂岡」

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ある街の独立戦争
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2022年3月の記事一覧

(小説)砂岡 3-5 「2015年」

 晴れてきたのはいいんだけどさ。うどんしか食べてないし、どっかで寝ないといけない。南風が…

enonon
2年前

(小説) 砂岡 3-4 「墜落」

 地図を買った売店で新聞を取る。ワシントンポスト。陣屈国の新聞だ。英語は通じる。それから…

enonon
2年前

(小説) 砂岡 3-3 「ディベート」

 カフェテリアに戻ってきて、わたしは打ちのめされてショッピングモールから一歩も出られずに…

enonon
2年前

(小説) 砂岡 3-2 「大使館」

 さて。検問もなく、流れでタクシーというか王室の黒い車に私は吸い込まれた。この状況は拉致…

enonon
2年前
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(小説) 砂岡 3-1 「プリクラ」

塩崎はマザーボードを取り出し、それをもって帰った。 わたしと一緒に。電気街には行っちゃい…

enonon
2年前
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(小説)砂岡 3-0 「海」

3本のクレーンが一斉に90度回転する。 管制室でボールペンが鳴る 「作戦開始まで3 2 1」 薄暗…

enonon
2年前

(小説)砂岡 2-0「オペレーション・プレアデス」

「パン・パン・パン、イルガタワー応答せよ。機体に重大な損傷あり、おそらく右エンジンが停止、左エンジンも出力が低下している。」  「…こちらイルガタワーより航行中の全てのACVへ。現在、染切半島南方約300キロメートルの海上にカテゴリー5の非常に大型のDSSの発生が大英帝国大気局により発表された。直ちにすべてのACVは開かれた最寄りの港へ退避せよ。イルガへ入港希望のものは周波数199.9へ。繰り返す・・・。」 いつだって嵐は突然、やってくるものだ。 そして、無線は続く。

(小説)砂岡 2-1「アイスクリーム」

 すべての鉄道が止まり、高速道路も封鎖されたので、春木がチエ・ムプリから家に帰ったのは翌…

enonon
2年前

(小説)砂岡 2-2「マーブル」

   街を歩くのはとても好きだ。かといって、街が好きなわけではない。とくに、この街は。 …

enonon
2年前
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(小説)砂岡 2-3「もぐら」

※センシティブな表現が含まれます※  ママを待っている間、わたしはずっとスタバにいる。カ…

enonon
2年前

(小説)砂岡 2-4「古本屋」

「ちょっとママ、行かなくちゃいけないとこあるから。」 真剣な眼差しを向ける。 私はママに…

enonon
2年前
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(小説)砂岡 2-5「エリザベス」

 その後、何週間か時は過ぎ、今年3度目になる砂嵐が来た。 取り敢えず自宅へ戻り、ママから…

enonon
2年前